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(出典:ボクシングビート10月号)
ダニエル・バジャレス(メキシコ)VS重岡銀次朗(ワタナベ)
IBF世界ミニマム級王座統一戦(2023年10月7日)
両選手のプロフィール
ダニエル・バジャレス(メキシコ)IBF世界ミニマム級王者
30戦26勝15KO3敗1NC、29歳 オーソドックス
身長 160センチ リーチ 163センチ
2020年2月にIBF王者のペドロ・タドゥランに挑戦しましたが、負傷引き分けでタイトル獲得ならず。しかし、2022年7月、IBF王者のレネ・マーク・クアルトに挑戦し、判定でタイトルを獲得しました。しかし初防衛戦で、まさかの3ラウンド偶然のバッティングでチャンピオンが試合続行を拒否し、協議の結果、ノーコンテストになってしまいました。
重岡銀次朗(ワタナベ)IBF世界ミニマム級暫定王者
10戦9勝7KO1NC、23歳 サウスポー
身長 153センチ
アマチュア戦績が56勝1敗となっていますが、この1敗は兄優大との試合で、ゴングが鳴るとともに棄権したため。従って、銀次朗はボクシング人生では、実質負けたことがないということです。そして、2023年1月、IBF王者のダニエル・バジャレスに挑戦しましたが、王者の負傷で試合続行不可能となり、試合は無効となりました。その王者は負傷を理由に防衛戦ができないため、元王者のクアルトと暫定王座決定戦行い、9RKO勝ち暫定王座を獲得しました。
展開予想
重岡の楽勝でしょうね。間違いなくバジャレスは逃げ腰。重岡が何ラウンドにバジャレスを捕まえるか、それだけでしょう。12ラウンドはいらないと思います。
試合展開
初回に銀次朗がダウンを奪い、ペースを掴んだ銀次朗が5ラウンドに連打を浴びせ、レフリーストップで王座を統一しました。バジャレスはスピードはありましたが、サウスポーが苦手だったようですね。
パンヤ・プラダブスリ(タイ)VS重岡優大(ワタナベ)
WBC世界ミニマム級王座決定戦(2023年10月7日)
両選手のプロフィール
パンヤ・プラダブスリ(タイ)WBC世界ミニマム級王者
41戦40勝24KO1敗、32歳 オーソドックス
身長 162センチ
唯一の黒星は2017年10月に判定負けを喫したものです。2000年11月にWBC王者のワンヘン・ミナヨーティンに挑戦し判定勝ちで王座を獲得しました。その後4度の防衛の成功しています。
重岡優大(ワタナベ)WBC世界ミニマム級暫定王者
7戦全勝5KO、26歳 サウスポー
身長 160センチ
2019年10月にプロデビュー。2021年11月に小浦翼とWBOアジアパシフィック王座決定戦に判定勝ちして、王座を獲得しました。2022年11月仲島辰郎にKO勝ちして、日本タイトルも獲得しました。2023年4月にウイルフレド・メンデスとWBC世界ミニマム級暫定王座決定戦を行い、7RKO勝利で、兄弟同時王座を獲得しました。
展開予想
パンヤにとっては、重岡は今までに対戦したことのない強豪でしょうね。41戦のキャリアは侮れませんが、「わしボク」はパンヤが初めてマットの味を経験すると思います。いずれにしても重岡の勝利は間違いないでしょう。
試合展開
序盤から優大がペースを握り、パンヤもしぶとく中盤反撃しましたが、その後は一方的に優大がリードを保ち、大差の判定で王座を統一しました。中盤には倒すかと思いましたが、さすが王者、パンヤもしぶとかったですね。
ついでですが
この日のメインは、亀田和毅のIBF世界フェザー級2位決定戦でした。相手の選手も大したことはなかったと思いますが、避けてばっかりでパンチを打たなければ、そりゃ負けるでしょ。
亀田和毅の判定負け(1-2)。相手の選手の名前は忘れました。
「わしボク」の独り言
単行本て高いですよね。2000円前後。でも読んでしまったら、粗大ゴミです。だから図書館で借りるのです。「わしボク」に蔵書という価値観は全くないです。読んだらただのゴミです。そこを出版社も考えなければ、本屋さんはつぶれますよ。