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(出典:WOWOW)
レイモンド・ムラタラ(アメリカ)VSミゲール・コントレラス(アメリカ)
ライト級8回戦(2022年11月12日)
両選手のプロフィール
レイモンド・ムラタラ(アメリカ)WBO世界ライト級15位
15戦全勝12KO、25歳 オーソドックススタイル
身長173センチ リーチ 183センチ
リングアナウンサーは、「ムラタヤ」と言っているように聞こえます。
ミゲール・コントレラス(アメリカ)
14戦12勝6KO1敗1分け、24歳 オーソドックススタイル
身長 170センチ リーチ 171センチ
試合展開
コントレラスは手数で応戦
1ラウンドは両者様子見でスタートしましたが、2ラウンドからコントレラスの手数が増えてきました。しかし、ほとんどのパンチがガードの上で、パンチの的確性ではムラタラが上ですね。3ラウンドはムラタラが攻勢をかけます。的確にパンチをヒットさせコントレラスを追い詰めますが、コントレラスも手数で応戦します。
コントレラスの手数にムラタラは落ち着いて応戦
4ラウンドに入ってもコントレラスの手数は止まりません。ムラタラは打ち合いを避け、冷静にパンチをいなしながら、要所要所でカウンターを放ちます。ムラタラはボディワークも巧みで、スムーズにサイドステップしてコントレラスをさばくところなんかは、ワシル・ロマチェンコを彷彿させますね。ムラタラには「いつでも倒せる」余裕が見られます。
ムラタラが倒しに行く
6ラウンドにムラタラがギアを上げてきました。コンパクトなアッパーがヒットし、パンチのスピードも上がってきました。コントレラスも必死に手数で応戦しますが、ムラタラの強烈な左がコントレラスをとらえ、左右のパンチでコーナーに追い詰めます。そして、さらにコーナーに詰めて連打を畳みかけると、レフリーが割って入り、試合をストップしました。
ムラタラが6ラウンドTKO勝ちで無傷の16連勝をマークしました。
ムラタラは「トップランク社」の期待のホープ。一発のパンチ力に欠けるところがありますが、完成度は高いですね。まだまだキャリアを積んでいく段階ですが、もう少し強引に攻める姿勢も欲しいですね。来年にはライト級の激戦区を勝ち上がり、世界戦に台頭してくるような気がします。