注目の一戦はなんと無効試合に! 赤穂亮VSジョンリエル・カシメロ

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目次

(出典:WOWOW)

赤穂亮(横浜光)VSジョンリエル・カシメロ(フィリピン)

S・バンタム級10回戦(2022年12月3日)

両選手のプロフィール

赤穂亮(横浜光)WBO世界S・バンタム級8位・IBF14位

43戦39勝26KO2敗2分け、36歳 オーソドックス

身長 168cm  リーチ 170cm

2012年にWBC世界S・フライ級王者の佐藤洋太に挑戦し、判定負けでタイトル獲得に失敗。2015年8月にWBOバンタム級王座決定戦で、プンルアン・ソー・シンユーの反則まがいのパンチでKO負けし、2度目の世界戦も王座獲得が出来ませんでした。現在はS・バンタム級に階級を上げ、3度目の正直を目指しています。

ジョンリル・カシメロ(フィリピン)元3階級制覇王者

身長 163cm リーチ 163cm

35戦31勝21KO4敗 33歳 オーソドックス

2017年9月にジョナス・スルタン(フィリピン)に3-0で判定負けしたのが最後で、その後は6連続KO勝利中です。2019年11月にゾラニ・テテ(南アフリカ)に3RTKO勝ちして、WBO世界バンタム級正規王者となり、バンタム級戦線に急浮上してきました。しかし、2021年8月にギジェルモ・リゴンドーに判定勝ちし4度目の防衛に成功して以来は、何かとリング外でごたごたがあり、1年3か月のブランクを作りました。その間に、WBOのタイトルは剥奪されました。

試合経過

再度世界を目指す赤穂にとっては、願ってもない相手ですね。カシメロを倒せば間違いなく世界戦線に浮上するでしょう。一方のカシメロもごたごたを払拭する意味で大事な一戦となります。

1ラウンド

お互い調子は良さそうです。動きにスピードとキレがあります。そして、相変わらずカシメロの弾丸のような飛び込みは健在です。初回から二人とも思い切りパンチを振り回して、スリリングな展開になっています。

2ラウンド

カシメロが大振りのパンチを振りまわしてきます。重そうなパンチですね。パワーはカシメロの方があります。始まって30秒、カシメロが強引にパンチを振り回してきたところへ、赤穂の右フックがテンプルにヒットし、カシメロがダウンしました。スリップかなと思いましたがレフリーはダウンと判定しました。

立ち上がったカシメロにほとんどダメージがなく、強引に左右のパンチを振り回してきます。赤穂は間一髪でそのパンチをかわしています。中盤、カシメロの左で赤穂がロープに詰まります。やや効いたかな。逃げる赤穂をカシメロはガンガンパンチを放って追いかけます。赤穂ピンチ。ダッキングすると、カシメロは上から頭にパンチを打ち下ろしてきます。危険ですね。一方的に打たれています。かなりダメージもありそうですよ。

残り40秒、カシメロのパンチが巻き込むように赤穂の後頭部をとらえ、試合が中断します。赤穂に休憩の時間を与えられています。ロープにもたれていた赤穂がコーナーに座り込みました。かなり苦しそうな顔をしていますね。5分の休憩で試合を再開できなければ、TKO負けになってしまいます。

ここで試合続行が無理と判断され、ゴングが鳴り、試合がストップしました。長い協議の末、韓国のローカル・ルールにより、ノーコンテストとなったようです。

しかし、試合内容は赤穂の完敗でしたね。カシメロはかなりパワーアップしていました。

 

 

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