武居由樹が5戦目でOPBFタイトルを獲得 VSペテ・アポリナル(OPBF東洋太平洋S・バンタム級タイトルマッチ)

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目次

ペテ・アポリナル(フィリピン)VS武居由樹(大橋)

OPBF東洋太平洋S・バンタム級タイトルマッチ(2022年8月26日)

両選手のプロフィール

ペテ・アポリナル(フィリピン)OPBF東洋太平洋S・バンタム級王者

18戦16勝10KO2敗、27歳 オーソドックス

身長 170cm

井上尚弥のスパーリングパートナーを務めたことがあり、井上曰く「パンチ力がある」とのこと。武居にとってはかなりの難敵であることは間違いなさそうです。

武居由樹(大橋)OPBF14位

4戦全勝4KO、26歳 サウスポー

身長 170cm

K1王者からボクシングに転向し、4戦全勝全KOで早くもOPBFタイトルに挑戦します。ほとんどが早い回でのKO勝利だったため、ボクシングの距離不足や長い回でのスタミナなど不安材料はありますが、ここは勢いでしかもKOでタイトルを獲得してもらいたいですね。

試合経過

1R

ラウンド前半はお互い様子見で、静かな立ち上がりです。数字上では身長は同じとなっていますが、武居の方が高く見えますね。しかし、アポリナルの方が一回り大きく見え、フィジカル面では細身の武居に比べるとかなりガッチリしています。

中盤から、武居が仕掛けます。終盤、武居の右フックから左ストレートでアポリナルが体勢を崩します。

2R

武居はフェイントを使って、様子を見ます。アポリナルが体格を生かして前に出ます。ジャブの突き合いは、まだお互い距離が遠いようです。しかし、武居の左ストレートが軽くヒットし、アポリナルも反撃。

ラウンド終盤、武居が左ストレートでダウンを奪いました。すぐに立ってきたところへ、今度は左フックで2度目のダウンを奪います。

3R

武居が右ジャブを突いて前に出て、強引に打って出ます。どうやら武居はアポリナルのパンチを見っ切っているようですね。武居のパンチが大振りになってきました。左の距離、タイミングは完全に合ってきたようです。

4R

開始1分、武居が右フックを引っ掛けるように放ち、アポリナルが3度目のダウンを喫します。これはややスリップダウン気味ですね。残り30秒のところで、武居が左右のパンチで、アポリナルをコーナーに詰め、最後の左フックで、アポリナルが体勢を崩しました。

5R

2分過ぎからお互いのパンチが交錯し、打ち合いになります。武居がパンチをかわし、左フックでアポリナルが体勢を崩したところでレフリーが試合をストップしました。アポリナルはかなりタフですね。まだまだやれたように見えましたが、3回もダウンしているので仕方がないでしょう。

いろいろ不安材料はありましたが、ふたを開けてみると、武居の圧勝に終わりましたね。S・バンタム級ではやや線が細い感じがするので、バンタム級に下げるという案も出ているようです。とにかく楽しみな逸材が出てきましたね。

 

 

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