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(出典:日テレG+)
日本L・フライ級タイトルマッチ(2022年3月5日)
岩田翔吉(帝拳)VS大内淳雅(姫路木下)
両選手のプロフィール
岩田翔吉(帝拳)日本L・フライ級王者
7戦全勝5KO、26歳 右オーソドックススタイル 身長 163cm
アマユア時代に、井上拓真や田中恒成に勝ったことがあり、高校3年の時、高校総体で優勝しました。そして、2018年12月、なんとアメリカでプロデビュー戦を行い、4RTKO勝ち。日本のプロテストは、翌年の2月に合格しました。
2021年9月に、この日の相手の大内淳雅と対戦し、判定勝ちし、その後、2021年11月、日本L・フライ級王座決定戦で芝力人に9RTKO勝ちして、タイトルを獲得しました。
大内淳雅(姫路木下)日本L・フライ級3位
36戦22勝8KO11敗3分け、36歳 右オーソドックススタイル 身長160cm
デビューは何と2003年、キャリア19年です。デビュー戦は2RKO勝ちしていますが、西日本新人王戦は、2度挑戦し、いずれも予選で敗退しています。2012年9月に日本L・フライ級王者の黒田雅之に挑戦しましたが、惜しくも引き分けでタイトル獲得に失敗しました。2016年には拳四朗とも対戦しています(大差判定負け)。また、2020年には、日本L・フライ級王者の矢吹正道(現WBC世界L・フライ級王者)に挑戦し、大差の判定負けでタイトル獲得に失敗しました。
試合経過
体格はほぼ同じですね。開始早々、積極的に手を出していくのは岩田です。なかなか切れのあるパンチを放ちますね。そして、重そうです。L・フライ級のパンチとは思えません。
そして、1分過ぎ、岩田のオーバーハンドの右が大内の顎をとらえ、大内が仰向けにダウンしました。立ってきた大内ですが、足元が定まらず、すぐにレフリーが試合を止めました。この間、わずか72秒。鮮やかな一発KOですね。そして、豪快なパンチでした。
世界を目指せる逸材
磐田は、現在、WBCでは9位、WBAは2位、WBOでも13位にランクされています。機敏な動きで、パンチにスピードとパワーがあります。今すぐにでも世界に挑戦できる力があると思います。早ければ、年内に世界戦のチャンスが巡ってくるかもしれませんね。
恥ずかしながら、「わしボク」は岩田を観たのはこれが初めてです。こんな魅力的な逸材がいたとは、このクラスは層が厚いですね。次はだれと戦うのか、本当に楽しみです。