目次
(出典:WOWOW)
レイモンド・ムラタラ(アメリカ)VSウンベルト・ガリンド(アメリカ)
S・ライト級10回戦(2023年3月25日)
両選手のプロフィール
レイモンド・ムラタラ(アメリカ)WBC世界ライト級32位
16戦全勝13KO、26歳 オーソドックス
身長 173センチ リーチ 183センチ
「トップランク社」の期待のホープ。一発のパンチ力に欠けるところがありますが、完成度は高いですね。今回が初の10回戦です。
ウンベルト・ガリンド(アメリカ)
17戦14勝11KO2敗1分け、23歳 オーソドックス
身長 173センチ リーチ182センチ
試合展開
初回にムラタラがダウン
数字上はほぼ同じ身長、リーチですが、ムラタラの方ががっちりしているように見えます。ガリンドが先に仕掛けてきます。ムラタラは下がりながら様子を見ています。しかし、ラウンド終盤、ガリンドが左フックから返しの右でムラタラからダウンを奪いました。ムラタラ、なんとももろい倒れ方ですね。それほどダメージはなさそうですが、とりあえずゴングに救われました。ガリンドは予想以上にパンチ力がありますね。
ガリンドの左右フックは威力がありそうです。2ラウンドもガリンドが積極的に打って出ます。特に左のフックが強そうですね。
3ラウンドからようやくムラタラのエンジンがかかる
3ラウンドからムラタラがワンツーで応戦し出しました。ようやくエンジンがかかってきたようです。ボディブローも効果的です。4ラウンドも相変わらずガリンドが前に出ますが、序盤に比べると手数が減ってきました。そして、2分過ぎ、コーナーから体を入れ替えたムラタラの左ボディ2発で、今度はガリンドがしゃがみ込みます。これでムラタラはようやく互角になりましたね。
後半からムラタラがペースを握る
相変わらずガリンドは前に出て、手数はまだ衰えませんが、ムラタラがうまくさばいて、クリーンヒットを許しません。ムラタラは下がりながら的確にパンチを返しています。7ラウンドからムラタラの手数が増えてきました。ガリンドはやや押されて苦しくなってきましたね。ムラタラに余裕が見られます。
勝負に出たガリンドですが
8ラウンドから、ガリンドがまた積極的に打って出ます。勝負に出たようですね。しかし、ムラタラは冷静にこれをさばき、的確にパンチを返します。ガリンドはかなり苦しくなってきましたね。ラウンド終盤はムラタラが連打を浴びせました。
ムラタラにゴーサインが出たようですね。上下にパンチを打ち込みます。ガリンドは手が出なくなりました。そしてラウンド終盤、ムラタラの左右のボディ攻撃で、ガリンドが膝をつきました。
カウントアウトで、ムラタラのKO勝ちです。
ライト級は強豪ぞろいですから、ムラタラも先は長いです。ディフェンスは抜群ですが、何となく打たれもろい感じがしましたね。