モハメッド・アリの孫、ハイペースで2戦目もTKO勝ち。ニコ・アリ・ウォルシュ。

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目次

(出典:WOWOW)

ミドル級4回戦(2021年10月23日)

ニコ・アリ・ウォルシュ(アメリカ)VSジェームス・ウェストリー(アメリカ)

ニコ・アリ・ウォルシュ 1戦1勝1KO 21歳 

身長 183cm リーチ 188cm オーソドックススタイル

前回の試合から70日、ハイペースで試合をこなしています。まあ、4回戦ですからね。

ジェームス・ウエストリー 1戦1勝 36歳

身長 173cm リーチ 187cm オーソドックススタイル

試合経過)

1R)

お互いプロ2戦目です。名前がよく似てややこしいので、ウォルシュはアリと記述します。

アリが軽いステップで、ジャブをついて前に出ます。ウェストリーは下がりながら、長い右を放ちます。2発目は軽くヒットしましたね。なかなか侮れない相手ですよ。アリが前に出るところへ、ウェストリーの右フックが顎をとらえました。身長差は10cmありますが、リーチはほぼ同じです。ウェストリーは結構長い右を伸ばしてきます。

しかし、アリはお構いなしに左右のパンチを放って、ロープに詰めます。強い左ボディがわき腹をえぐります。アリはまっすぐ左をついて入るので、ウェストリーは右のカウンターを狙っています。序盤に比べると、この右は見えてきたようですが、それでも怖いタイミングで放ってきます。

2分過ぎから、またアリが手数を出して、ウェストリーを追いつめます。しかし、またウェストリーの右フックがカウンターでアリの顎をとらえます。まっすぐに入るアリに対して、また危ないタイミングでウェストリーの右が伸びてきます。体勢を立て直して、アリがまた前に出て、右ストレートを叩き込みましたが、ウェストリーも右を返してきます。

2R)

アリはややガードが低いですね。今度はウェストリーが体勢を低くして、前に出ます。アリがまた前に出ると、ウェストリーの右カウンターが飛んできます。ウエストリーが右を突きながら前に出ます。アリは1ラウンドの疲れか、少し動きが悪い感じがします。ウェストリーは接近戦が得意で、アリはどうもこれが嫌のようですね。

アリの左右の大きなボディブローが左右のわき腹にヒット。そして、上にワンツーを叩き込み、最後はまたボディブロー。この攻撃はいいですね。アリの軽いワンツーがヒットし、ウェストリーが下がります。しかし、またウェストリーは接近戦でもみ合い、アリの攻撃をかわします。

そして、ラウンド終了間際、アリの右打ち下ろしがヒットし、ついにウェストリーがダウン!ウエストリーがゆっくり立ち上がったところで、ゴングが鳴りました。

3R)

アリが一気に倒しに行きます。そして、右ストレートがヒットし、ウェストリーが2度目のダウンを喫します。すぐに立ってきましたが、ダメージはどうでしょう。

おっと、セコンドからタオルが振られ、ギブアップのようです。

アリが3RTKOで、2勝目も勝利を飾りました。今回はガードの甘さが目立ち、やや危ないパンチをもらっていました。ほぼ右のパンチしかないウェストリーに対して、やや雑なボクシングでしたね。将来のスーパースター候補としては、黄色信号が灯りました。

 

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