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(出典:WOWOW)
ドネアの試合が7月30日に延期
WBCバンタム級王座は、ノニト・ドネア(フィリピン)がアレキサンドロ・サンティアゴ(メキシコ)と7月15日に王座決定を行うことが決まっていましたが、7月30日に延期されました。この日のメインは、今年最大のビッグカード、エロール・スペンスVSテレンス・クロフォードが行われますので、そのアンダーカードに組み込まれることになったようです。
予定していたドネアの試合が延期なったことで、急遽、マーティンVSハルチュニアン(WBC世界ライト級挑戦者決定戦)が生配信されることになったようですね。
フランク・マーティン(アメリカ)VSアルテム・ハルチュニアン(ドイツ)
WBC世界ライト級挑戦者決定戦(2023年7月16日)
両選手のプロフィール
フランク・マーティン(アメリカ)WBC5位
17戦全勝12KO、28歳 サウスポー
身長173センチ リーチ 173センチ
アルテム・ハルチュニアン(ドイツ)WBC8位
12戦全勝7KO、32歳 オーソドックス
身長 171センチ リーチ 173センチ
アルメニア出身のドイツ人です。
試合展開
ハルチュニアンが先手
数字ではマーティンの方が背が高いことになっていますが、見た目はハルチュニアンの方が一回り大きく見えます。そのハルチュニアンが体格を生かして、前に出てパンチを放ちます。マーチンは下がりながら様子を見ています。
徐々にスピードの差が
手数ではハルチュニアンが勝っているように見えますが、パンチの的確性はマーチンの方が上ですし、動きのスピード、デフェンステクニックもマーチンが勝っていますね。
6ラウンドにマーチンが倒しに行くが
ラウンド後半にマーチンが連打を放ち、ハルチュニアンを追い詰めます。明らかに倒しに行っていますね。左のボディブローは効果的です。
ハルチュニアンが反撃
試合後半、今度はハルチュニアンが反撃に転じます。特に右のボディアッパーはダメージがありましたね。
10ラウンドはマーチン
マーチンがまた連打を放ち、ハルチュニアンを追いかけます。しかし、11ラウンドは、ハルチュニアンも右アッパーをボディにヒットし、応戦します。
最終ラウンド、ハルチュニアンが膝をつく
ポイントを取りに行ったマーチンが連打を放ち、ハルチュニアンを追いかけます。そして2分過ぎ、突然ハルチュニアンが膝をつきます。ダウンです!どうも左目が腫れてきているようですね。立ってきたハルチュニアンに、マーチンが襲い掛かりますが、ハルチュニアンは最後まで粘りました。
判定は意外と微妙?
「わしボク」はマーチンが勝ったと思いましたが、集計に時間がかかって、マーチンサイドも不安な表情です。前に出て、とにかくパンチを放っていたハルチュニアンの積極性が結構評価されているのかもしれませんね。
3-0(115-112,15-112,114-113)とやはりポイントは接近していました。最後のダウンがなければ、ハルチュニアンの勝利もあったかもしれませんね。
マーチンの最大の欠点はパンチ力がないことです。1発の破壊力があれば、6ラウンドで倒していたでしょう。それと下がりながらのボクシングは見た目がよくないのでしょうね。
「わしボク」の独り言
よく霊感が強い、とかいう人がいますよね。でも存在しない霊とかいうものが見えるのなら、病気です。一度心療内科で診てもらった方がいいですよ。