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(出典:WOWOW)
WBO世界フェザー級タイトルマッチ(2024年6月21日)
ラファエル・エスピノサ(メキシコ)VSセルヒオ・サンチェス(メキシコ)
両選手のプロフィール
ラファエル・エスピノサ(メキシコ)WBO世界フェザー級王者
24戦全勝20KO、30歳 オーソドックス
身長 185センチ リーチ 188センチ
名のある選手との対戦はありませんが、KO率87%の強打と、規格外の体格は魅力的ですね。そして、2023年10月にロペーシー・ラミレスに挑戦し、番狂わせの判定勝ちでタイトルを獲得しました。僅差の判定でしたが、「わしボク」はエスピノサの完勝だと思っています。
セルヒオ・サンチェス(メキシコ)WBO2位
23戦22勝13KO1敗、29歳 オーソドックス
身長 175センチ リーチ173センチ
10戦目でマウリシオ・ララに初黒星を喫しましたが、再起後は13連勝(9KO)中です。
試合展開
サンチェスもこの階級では決して小さくはありません、いやむしろ高い方だと思いますが、それでも明らかに身長差がありますね。
長身のエスピノサが前に出ます。そして、2分過ぎにいきなりカウンターの左アッパーでエスピノサがダウンを奪いました。あれは見えなかったでしょうね。立って来たサンチェスは何とかこの回を逃げ切りました。
2ラウンド以降もエスピノサが前に出て、長いパンチを放ちます。エスピノサは、それほどディフェンスがうまいとは思えませんが、なにせ185センチの長身ですから、下がりながら応戦するサンチェスのパンチが届きません。3ラウンドはさらに一方的な展開になってきました。ラウンド終盤に連打にさらされたサンチェスがしゃがみ込むようにダウンしました。エスピノサのパンチは多彩ですね。
勝負の行方が見えた4ラウンド。追いかけるエスピノサは、ほぼ狙い撃ちのようにパンチを放ちます。何とか逃げるサンチェスですが、ラウンド終盤に連打にさらされると、膝を突いて3度目のダウン。レフリーはカウント途中で試合をストップしました。
他団体との統一戦を望んでいるようですが、「わしボク」としては、すでにフェザー級ではエスピノサが最強だと思っています。むしろ、ブルース・カーリントンとの防衛戦の方が興味深いですね。