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(出典:DAZN)
バージル・オルティス(アメリカ)VSマイケル・マッキンソン(イギリス)
WBA世界ウェルター級挑戦者決定戦(2022年8月6日)
両選手のプロフィール
バージル・オルティス(アメリカ)WBC世界ウェルター級1位・WBA1位・IBF3位・WBO1位
17戦全勝17KO、24歳 オーソドックススタイル
身長 178cm リーチ 178cm
全勝、オールKOという快進撃を続けていましたが、2022年3月15日横紋筋融解症と診断され、3月19日の試合をキャンセルしています。2021年3月、モーリス・フッカーにTKO勝ちしたのが、最後の試合でした。今回が復帰第一戦です。
マイケル・マッキンソン(イギリス)WBO5位・WBA10位
22戦全勝2KO、28歳 サウスポースタイル
身長 175cm
ウェルター級で22勝して、わずか2KOとは今まで見たことのない数字ですね。KO率9%ですよ。逆に凄いですね。それはともかく、この選手についての情報は、「わしボク」には分かりませんでした。
展開予想
知らない間に相手が変わっていたんですね。当初予定されていたデビッド・アバネシャンが対戦契約に署名しなかったため、急きょ対戦相手がマイケル・マッキンソンに変わっていました。申し訳ありません。うっかりしていました。
アンダーカードが4試合あります。オルティスが登場するのは午後になりそうですね。
オルティスがどこまで回復しているかに尽きますね。1年半のブランクの影響が一番心配です。17連勝中の体調に戻っているのであれば、オールノックアウトの記録を更新するでしょう。ただ、こういうKO率の低いボクサーは、結構ディフェンスがしっかりしてたりしますから、意外とやり難いかも知れませんね。
とにかく、この試合はあっさり倒して、エロール・スペンスやテレンス・クロフォード、ジャロン・エニスと対戦してほしいですね。
試合展開
序盤はサウスポーの変則ボクシングに手を焼く
マッキンソンは意外とフィジカルが強く、サウスポーでかなりやり難いボクサーでした。そして、予想通り、なかなかディフェンスも巧みで、オルティスにパンチを当てさせません。しかも、1ラウンドにバッティングで、オルティスが左目尻をカット。嫌な展開です。
2ラウンドから、オルティスがプレッシャーをかけて前に出ますが、マッキンソンも押し負けません。下がりながら、いきなり左を放ちます。
オルティスのボディブローが効果的
なかなか捕まえられないマッキンソンに対して、オルティスはボディブローを多用します。結構効果的だったようで、マッキンソンはやや腰が引けてきます。
追いかけるオルティス、逃げるマッキンソン
4ラウンドあたりから、プレッシャーを強めてオルティスが追いかけますが、マッキンソンは逃げ足が速く、変則的なボクシングで、オルティスのパンチも結構空を切ります。上下にパンチを放ち逃げ回るマッキンソンを追いかけます。右のパンチを引っ掛けながら、左へサイドステップして、マッキンソンはもう倒されないことだけを考えているようですね。
左ボディブローでダウン
8ラウンドの終盤、執拗なオルティスのボディ攻撃に、腰が引けたマッキンソン。そして左ボディブローがわき腹にヒットすると、しゃがみ込むようにダウン!かなりダメージがありそうです。
この回は何とか逃げ切りましたが、9ラウンド開始早々、また左ボディでマッキンソンがダウンしました。苦しそうです。何とか立ってきましたが、逃げ回るマッキンソンを見て、セコンドがタオルを振ります。どうもダウンした時に右足をひねったようですね。
これで、18戦全KO。さて、誰に挑戦するのでしょうか。WBAの正規王者は、リトアニアのエイマンタス・スタニオニスですが、できれば、スーパー王者のエロール・スペンス・JRと対戦してほしいと思います。