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(出典:WOWOW)
デビッド・べナビデス(アメリカ)VSケイレブ・プラント(アメリカ)
WBC暫定世界S・ミドル級タイトルマッチ(2023年3月26日)
両選手のプロフィール
デビッド・べナビデス(メキシコ)WBC暫定世界S・ミドル級王者
26戦全勝23KO、26歳 オーソドックス
身長 188センチ リーチ 189センチ
2017年にWBC世界S・ミドル級王座を獲得。初防衛に成功後、薬物疑惑で休養王座に認定されました。2019年にWBC王者のアンソニー・ディレルに9RTKO勝ちで、再度王座を獲得しましたが、2020年8月の初防衛戦で体重オーバーし、タイトルを失っています。2022年5月にデビッド・レミューとWBC世界S・ミドル級暫定王座決定戦行い、TKO勝ちでタイトルを獲得しました。
ケイレブ・プラント(アメリカ)WBC1位
23戦22勝13KO1敗、30歳 オーソドックス
身長 185cm リーチ 188cm
2019年1月、ホセ・ウスカテギに判定勝ちで、IBF世界S・ミドル級タイトルを獲得し、その後3度防衛に成功しました。そして、2021年11月にサウル・アルバレスと4団体統一王座決定戦を行い11RKO負けで王座陥落。2022年10月のWBC世界S・ミドル級挑戦者決定戦で、9R左フック一発でアンソニー・ディレルを失神させました。
試合経過
衝撃的なKOで挑戦権を獲得したプラントに対して、さて全勝のべナビデスがどう戦うのか、楽しみな対戦ですね。
序盤は距離の探り合い
お互いジャブを突いて、距離を探っていますね。フェイントの掛け合いです。数字以上にべナビデスの方がリーチが長く感じます。べナビデスはプラントの左が邪魔のようです。序盤はプラントがペースをつかんでいる感じです。
3ラウンドからべナビデスが出る
少しずつべナビデスが前に出て、手数が多くなっていきました。プラントも応戦しますが、やや押されてます。そして、べナビデスのパンチがヒットし出します。解説の二人はプラントにポイントを与えています。しかし、スピードとディフェンスではプラントかもしれまませんが、パンチの的確性はそれほどでもないですよ。
後半からべナビデスが攻勢
6ラウンドからべナビデスのプレッシャーが強くなり、プラントの応戦するパンチに的確性がなくなります。べナビデスのパンチがプラントの顔面をとらえるようになりました。派手な動きのプラントですが、パンチの的確性は劣ってきましたよ。
終盤はべナビデスの一方的なペース
べナビデスのパンチがプラントをとらえ、完全にべナビデスのペースになってきました。プラントは苦しくなってきましたね。容赦なくべナビデスが追い詰めます。プラントのダメージがかなりきつくなりましたね。
あとは、べナビデスが倒しきれるかです。解説の浜田さんは「プラントはボディも顔面も両方効いています」。「わしボク」レフリーがそろそろストップするかなと思いましたが、プラントのしぶとさは驚きです。さすがのべナビデスもお疲れで、プラントは意地で最後まで持ちこたえました。
判定は3-0(115-113,116-112,117-111)でべナビデスが初防衛に成功しました。点差はこんなのもかもしれませんが、結果的にはべナビデスの完勝です。
さて、べナビデスの標的はサウル・アルバレスですね。アルバレスは恐らく、一番戦いたくない相手だと思います。結果は毎違くなく「判定」です。つまらない試合になると思いますよ。カネロは「わしボク」の嫌いなボクサーワースト1です。