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(出典:WOWOW)
デビッド・べナビデス(アメリカ)VSデビッド・レミュー(カナダ)
WBC世界S・ミドル級暫定王座決定戦(2022年5月21日)
両選手のプロフィール
デビッド・べナビデス(アメリカ)前WBC世界S・ミドル級王者
25戦全勝22KO、25歳 オーソドックススタイル
身長 188cm リーチ 193cm
2017年にWBC世界S・ミドル級王座を獲得。初防衛に成功後、薬物疑惑で休養王座に認定されました。2019年にWBC王者のアンソニー・ディレルに9RTKO勝ちで、再度王座を獲得しましたが、2020年8月の初防衛戦で体重オーバーし、タイトルを失っています。
デビット・レミュー(カナダ)元IBF世界ミドル級王者
47戦43勝36KO4敗、33歳 オーソドックススタイル
身長 177cm リーチ 178cm
2015年6月にハッサン・ヌダム・ヌジカムとIBF世界ミドル級王座決定戦を行い、判定勝ちでタイトル獲得成功。しかし、2団体王者のゲンナディ・ゴロフキンとの王座統一戦で8RTKO負けを喫し、タイトルを失いました。2017年にWBO王者のビリー・ジョー・サンダースに挑戦しましたが、判定負けでタイトル獲得に失敗しました。その後5連勝して、WBC世界S・ミドル級2位にランクされました。
試合展開
WBC王者のサウル・アルバレスがドミトリー・ビボルに挑戦したため、暫定王座決定戦が行われたようです。
1R 初回から一方的
プロフィールで示した数字以上に、身長差があるように見えます。背の低いレミューが前に出ますが、べナビデスは左ジャブで距離を取ります。レミューの突進に対して、べナビデスはこれを余裕でさばきます。レミューもボディブローで応戦します。しかし、べナビデスの左右のパンチがレミューをとらえます。もうべナビデスはレミューのパンチを見切った感じです。
そして、終盤、べナビデスの右フックでレミューがロープに後退し、連打を浴びますが、ここはゴングに救われます。コーナーに帰るレミューはもうフラフラです。
2R べナビデスの左アッパーがさく裂
実力差は歴然としてますね。この調子だと、序盤でべナビエスが倒すでしょう。
開始早々、べナビデスが倒しに行きます。そして強烈な左アッパーでレミューがダウン!これはかなりダメージがありそうです。
何とか立ってきたレミューが応戦しますが、べナビデスの的確なパンチがレミューの反撃を阻止します。べナビデスの上下のパンチがレミューをとらえます。
もう呑んでかかったべナビデスが、やりたい放題、一方的に攻めこみます。いつ止められてもおかしくない状態ですね。それでも、レミューは必死で応戦します。なかなか頑張りますね。
残り30秒辺りでまた、べナビデスのアッパーがヒットし、レミューの足取りがおぼつかなくなります。それでも、べナビデスは「いつでも倒せる」という感じで、一気に攻めこまず、相手をよく見て落ち着いてパンチを放っています。余裕ですね。
3R レミュー陣営がギブアップ
べナビデスの左ジャブに対して、レミューも左右のパンチを放って必死に応戦します。1分過ぎ、べナビデスの左ストレートダブルで、レミューがコーナーに詰まります。しかしレミューも強烈なボディブローで対抗。そこへ、べナビデスの右ストレートがヒットし、レミューの顔面が跳ね上がります。
ここで、レフリーは試合をストップしました。どうやらレミューの陣営がストップを要請したようです。まあ、これだけ一方的でしたら、仕方がありませんね。べナビデスはずっと余裕を持って戦っていましたからね。
(出典:WOWOW)