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ディエゴ・パチェコ(アメリカ)VSマヌエル・ガシェゴス(メキシコ)
WBCアメリカS・ミドル級タイトルマッチ(2023年7月8日)
両選手のプロフィール
ディエゴ・パチェコ(アメリカ)WBO世界S・ミドル級3位・WBA10位・IBF11位・WBC11位
18戦全勝15KO、22歳 オーソドックス
身長 193センチ リーチ 201センチ
マヌエル・ガシェゴス(メキシコ)WBO12位
21戦19勝16KO1敗1分け、26歳 オーソドックス
身長 191センチ リーチ ?
試合展開
1ラウンド
ガシェゴスの方がややがっしりして見えますね。そして案の定、ガシェゴスが左右のパンチを放って、前に出ます。パチェコは下がりながら、まだ様子を見ています。ガシェゴスは馬力に任せて、プレッシャーをかけ前に出ます。パチェコは下がりながら、左ジャブから右の打ち下ろしをカウンターで狙っていますね。
2ラウンド
ガシェゴスが前に出てプレッシャーをかけますが、パンチの的確性ではパチェコが上ですね。パチェコの左が上下にヒットします。ガシェゴスはパワーはありますが、攻撃が雑です。ラウンド終盤、パチェコの左ボディショットが効果的にヒットしました。
3ラウンド
この回も、ガシェゴスが前出て、プレッシャーを強めます。パチェコは下がりながら、的確なパンチで応戦します。ラウンド中盤、パチェコの左アッパーでガシェゴスの顎が跳ね上がります。それでもガシェゴスは前に出てパンチを放ちます。ラウンド終盤に、パチェコの右オーバーハンドがヒットし、ガシェゴスの動きが止まります。
4ラウンド
パチェコの右ストレートがヒット。この回はパチェコの手数が増えてきました。しかしガシェゴスも負けずに前に出ます。パチェコをロープに詰めて、左右のボディブローを放ちますが、ほとんどガードの上で、相変わらず攻撃がワンパターンで雑です。
ラウンド中盤、パチェコの左フックがガシェゴスのボディをえぐります。まるで井上尚弥のボディブローようです。これは効いたでしょう。そしてワンツーを放ち、さらに左ボディショットで、ガシェゴスが膝を着きました。何とか立ってきたガシェゴスですが、パチェコの連打にさらされ、防戦一方になったところで、レフリーが割って入りました。
注目の世界ランカー対決は、パンチの的確性に勝るパチェコが、4ラウンドTKO勝ちで、デビューからの連勝を18に伸ばしました。WBOで3位、WBCでもこの勝利でランクを上げてくるでしょうね。もう少しフィジカルのパワーが欲しいところです。ミドル級に比べると、それほど激戦区ではありませんが、王者にカネロが君臨しているだけに、世界戦のチャンスはまだ先になるでしょう。22歳の若さ、まだまだ強くなると思います。
「わしボク」の独り言
結婚式や告別式を連絡してもらうと、ほんとはものすごく迷惑なんですよ。そこら辺を「忖度」してもらうとありがたいですね。