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(出典:WOWOW)
ジェイソン・カニンガムVSゾラニ・テテ(南アフリカ)
IBF・WBOインターナショナルS・バンタム級タイトルマッチ(2022年7月2日)
両選手のプロフィール
ジェイソン・カニンガム(イギリス)IBFインターナショナルS・バンタム級王者・IBF7位
37戦31勝7KO6敗、32歳 サウスポー
身長 170cm
2021年10月、IBFインターナナショナルS・バンタム級王座決定戦で判定勝ちし、タイトルを獲得。2022年4月に6RKO勝ちで初防衛に成功しています。この選手は地域タイトルコレクターですね。数えたら9つもありました。
ゾラニ・テテ(南アフリカ)WBO6位
32戦29勝22KO4敗、34歳 サウスポー
身長 173cm リーチ 182cm
2014年7月、帝里木下とIBF世界S・フライ級王座決定戦を行い、判定でタイトルを獲得。2015年3月、ポール・バトラー(現WBOバンタム級王者)に8RTKO勝ちして初防衛に成功しました。2017年にWBO世界バンタム級暫定王座決定戦に判定勝ちして。2階級制覇に成功、その後正規王者に昇格しました。2017年の初防衛戦で、わずか11秒TKO勝ち、世界最短記録を達成しました。2019年11月、暫定王者のジョンリール・カシメロと王座統一戦を行い、まさかのTKO負けで王座から陥落。2021年12月に1RKO勝ちして再起しています。
試合展開
テテは、カシメロにまさかのKO負けを喫し、その後音沙汰がなかったので、てっきり引退したと思っていましたが、しぶとく帰ってきましたね。
1R
サウスポー対決ですね。テテの動きはいいですし、何となくバンタム級時代よりがっちりした体型に見えます。テテの右ジャブは相変わらず速いですね。やはりサウスポー同士なので、距離感が掴みにくようです。
2R
お互いの距離が少し近くなりました。テテがやや前に出て、プレッシャーをかけている感じです。しかし、カニンガムも反応が速いですね。テテの右ジャブが時折、カニンガムの顔面をとらえるようになってきました。
3R
ジャブの手数はテテの方が多いですね。テテが右ジャブを突いて、少しずつプレッシャーをかけてきました。どうやらテテは距離を掴んだようです。左打ち下ろしもタイミングがあってきました。パンチの力強さが違いますね。
4R
開始早々、テテの左ストレートがカニンガムの顎を打ち抜き、尻もちをつくようにダウンしました。抜群のタイミングでしたね。これは効いたでしょう。カニンガムはゆっくり休んで立ってきました。テテはすぐに襲い掛かります。そして、今度は右フックでなぎ倒すようにダウンを奪いました。レフリーはすぐに試合をストップ。
やはりテテのパンチは破壊力がありますね。S・バンタム級に上げてからさらに威力が増したように思います。4RTKO勝ちで、タイトルを獲得しました。これで、IBFとWBOのラインキングを上げてくるでしょうね。「わしボク」としては、スティーブ・フルトン(WBO王者)のタイトルを狙ってほしいですね。