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ヘビー級12回戦(2023年12月24日)
アンソニー・ジョシュア(イギリス)VSオト・ヴァリン(スゥエーデン)
両選手のプロフィール
アンソニー・ジョシュア(イギリス)WBA3位・WBC2位・IBF3位・WBO1位
29戦26勝22KO3敗、34歳 オーソドックス
身長 198cm リーチ 208cm
2013年にプロに転向し、2016年にIBF王者のチャールズ・マーティンにKO勝ちしてタイトルを獲得しました。2メートルの恵まれた体格で、ミドル級のようなボクシングをするので、間違いなくヘビー級最強になると思いましたね。しかし、2017年にウラジミール・クリチコと対戦した時に試合には勝ったものの、意外なもろさを見せました。それが現実になったのが、2019年6月のアンディ・ルイス戦でした。両選手の体型を見て、ジョシュアの楽勝と誰もが思ったでしょうが、なんと4度のダウンを奪われTKO負けでタイトルを失いました。再戦では、打ち合いを避け無難に判定でタイトルを取り戻しましたが、評価を大きく落としましたね。さらにウシクにタイトルを奪われ、再選も判定負け。2023年8月、ロバート・ヘレ二ウスを7ラウンドに右ストレート1発で沈め、久々にジョシュアらしさを見せました。
オト・ヴァリン(スゥエーデン)WBC9位・IBF2位・WBO12位
28戦26勝14KO1敗1NC、33歳
身長 197センチ リーチ 198センチ
唯一の1敗は、2019年9月にタイソン・フューリーと対戦し判定負けしたものです。2023年9月にムラト・ガシエフに判定勝ちして、WBAインターコンチネンタルタイトルを獲得しました。
試合展開
3ラウンドあたりから、実力差が出てきましたね。4ラウンドからジョシュアがプレッシャーを強め、5ラウンドにジョシュアの右ストレートから返しの左フックでヴァリンが大きく態勢を崩し、完全にジョシュアのペースになってきました。
そして、5ラウンド終了時点で、ヴァリンのコーナーからギブアップの要請があり、レフリーが試合をストップしました。
5ラウンド終了、ジョシュアのTKO勝ちです。
ワイルダーと明暗を分けましたね。