ジャレッド・ハード、1年9か月ぶりの再起戦は10ラウンドKO負け!VSアルマンド・レセンディス

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目次

(出典:WOWOW)

ジャレッド・ハード(アメリカ)VSアルマンド・レセンディス(メキシコ)

ミドル級10回戦(2023年3月4日)

両選手のプロフィール

ジャレッド・ハード(アメリカ)元WBAスーパー・IBF世界S・ウェルター級王者

26戦24勝16KO2敗、32歳 オーソドックス

身長 182センチ  リーチ 198センチ

2017年2月にトニー・ハリソンとIBF世界S・ウェルター級王座決定戦を行い、TKO勝ちでタイトルを獲得。2018年4月には、エリスランディ・ララと王座統一戦を行い、判定でWBAスーパー王座を獲得しました。しかし、2019年5月に、ジュリアン・ウィリアムスに判定で敗れ、初黒星を喫するとともに、2団体のタイトルを失いました。2021年6月に伏兵のルイス・アリアスに2敗目を喫してから、1年9か月のブランクを作りました。

アルマンド・レセンディス(メキシコ)

14戦13勝9KO1敗、24歳 オーソドックス

身長 177センチ  リーチ 179センチ

2018年にデビューして、12連勝を記録・しかし、2021年9月の13戦目でマルコス・ヘルナンデスに判定負けで初黒星を喫しました。ここまで、名のある選手の対戦はありません。

試合展開

ハードはガードがルーズで、よくパンチをもらいますが、とにかくタフで、最後は力でねじ伏せるようなボクシングスタイルで人気がありました。しかし、ブランクを作る前のボクシングは、お世辞にも万全の仕上がりとは言えず、雑なボクシングが目立ちましたね。

一方のレセンディスもファイタータイプなので、かなり激しい打ち合いが期待できますね。

お互い接近して打ち合う

レセンディスが前に出ます。手数はレセンディスの方が多いですね。しかし、ハードは柔らかい上体で、パンチを殺してます。

2ラウンドはハードも接近して打ち合います。今度はハードが前に出ます。上下にいいパンチを放ってますが、レセンディスも応戦します。ラウンド終盤、ハードのアッパーがヒットしました。

相変わらず手数はレセンディスの方が上回っていますが、ハードも時折いいパンチを返します。ハードは相変わらずガードが雑ですね。3ラウンドの、ハードの長い左ジャブが効果的です。

中盤からハードが盛り返す

ハードの右アッパーが結構ヒットし出します。しかし、すぐにレセンディスが反撃します。序盤よりハードの手数は増えてきました。ハードの左ジャブが出ているときは、優位に試合を進めていますが、それが止まると接近戦のもみ合いになります。5ラウンド終盤は、お互いガードが甘く、「お互いが」かなりいいパンチを被弾し合いました。

後半ハードがやや失速気味

6ラウンドはやや失速気味で、レセンディスの手数が増えます。ハードも応戦しますが、パンチの威力はレセンディスの方が力強い感じがします。キレイに顎をとらえますが、レセンディスは効いたそぶりを見せません。7ラウンドのレセンディスのボディ攻撃で、解説の西岡さんが「ハード、ボディ効いた」。ハードも反撃しますが、パンチが軽いですね。7ラウンドは、レセンディスのパンチが結構クリーンヒットします。

終盤はまたレセンディスがプレッシャーをかけます

8ラウンドからレセンディスが前に出てパンチを放ちます。ハードは下がりながら、単発のアッパーを放ちますが、完全にレセンディスのペースですね。ハードがコーナーに詰まるシーンが多くなりました。ハードも必死に応戦しますが、完全に押されています。レセンディスの手数は終盤になっても止まりません。

10ラウンド開始直後でストップ

10ラウンド開始早々、ハードの口の中の出血がひどく、ドクターチェック。そしてすぐにレフリーが試合をストップしました。レセンディスの10RTKO勝ちです!

ハードはこれで引退でしょうね。勝ったレセンディスはこれから楽しみな選手ですが、ガードの甘さを何とかしないと、世界のトップ戦線では通用しないでしょう。

 

 

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