ケイレブ・プラントが9R左フック一発でアンソニー・ディレルを失神させる(WBC世界S・ミドル級挑戦者決定戦)

目次

(出典:WOWOW)

ケイレブ・プラント(アメリカ)VSアンソニー・ディレル(アメリカ)

WBC世界S・ミドル級挑戦者決定戦(2022年10月15日)

両選手のプロフィール

ケイレブ・プラント(アメリカ)WBC2位・WBA3位・IBF3位・WBO8位

22戦21勝12KO1敗、30歳 オーソドックススタイル

身長 185cm  リーチ 188cm

2019年1月、ホセ・ウスカテギに判定勝ちで、IBF世界S・ミドル級タイトルを獲得し、その後3度防衛に成功しました。そして、2021年11月にサウル・アルバレスと4団体統一王座決定戦を行い11RKO負けで王座陥落。この試合が再起戦となります。

アンソニー・ディレル(アメリカ)WBC4位・WBA4位・IBF11位

38戦34勝25KO2敗2分け、38歳 オーソドックススタイル

身長 184cm  リーチ 189cm

2014年8月、WBC世界S・ミドル級王者のサキオ・ビカと再戦し(一度目は引き分け)、判定でタイトルを獲得。しかし、2015年4月にバドゥ・ジャックに判定負けして防衛に失敗しました。2019年2月にアブニ・イルドリムとWBC世界S・ミドル級王座決定戦を行い、負傷判定でタイトルを獲得しましたが、9月にデビッド・べナビデスに9RKO負けで王座陥落。その後1勝1分けで再浮上のチャンスをものにしました。

試合展開

何となく凡戦の予感がします。

序盤は予想通りの凡戦

プラントは踏み込んでジャブを放ち、ディレルは打ち終わりを狙っています。お互いフェイントの掛け合いが多く、手数は少ないですね。

ディレルは結構エキサイトしてます。しかし、それが有効な攻撃には結びついていません。プラントは冷静ですが、攻めあぐねています。

中盤からようやくプラントのパンチが当たり出します

5ラウンド開始早々、プラントの左フックでディレルが大きくバランスを崩しました。このあたりから距離が少し近くなった気がします。ディレルも反撃しますが、有効打はありません。プラントの方がスピードはありますね。少しずつですが、プラントのパンチがヒットるようになってきましたが、相変わらずお互い手数が少ないですね。退屈です。

この試合9ラウンドだけ盛り上がる

開始30秒、ディレルの右ストレートがプラントの顎をとらえ、前かがみになります。少し効いたかな。しかし、ディレルの追撃がありません。むしろプランの方が積極的に手を出しています。

そして、ラウンド終了間際に、プラントの左フックがボディ、そして顎を打ち抜き、ディレルは完全に失神したように倒れ込みます。

プラントが9ラウンドKO勝ちで、挑戦権を獲得しました。それにしてもすごいパンチでしたね。ディレルはしばらく立ち上がることが出来ません。この後のプラントの愚行がなかったら、間違いなく今年一番のKOパンチとして、年末のWOWOWエキサイトマッチの特集番組で取り上げられるでしょうね。

愚行とは、スコップでディレルに土をかぶせるような真似をして、レフリーに制止されたことです。

 

 

 

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