カルロス・クアドラスがピンチヒッターに大差の判定負け VSジェシー・ロドリゲス(WBC世界S・フライ級王座決定戦)

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(出典:WOWOW)

WBC世界S・フライ級王座決定戦(2022年2月5日)

カルロス・クアドラス(メキシコ)VSジェシー・ロドリゲス(アメリカ)

両選手のプロフィール

カルロス・クアドラス(メキシコ)WBC2位

44戦39勝27KO4敗1分け、33歳 右オーソドックスタイル

身長163cm リーチ 168cm

元WBC世界S・フライ級王者

ジェシー・ロドリゲス(アメリカ)WBC世界L・フライ級6位

14戦全勝10KO、22歳 左サウスポースタイル

身長 164cm リーチ 170cm

試合展開

本来、この決定戦は、クアドラスとシーサケット・ソールンビサイ(タイ)で行われる予定でしたが、コロナの影響で、急きょ前座に登場する予定だった、2階級下のジェシー・ロドリゲスにチャンスが巡ってきました。シーサケットが予定通り決定戦のリングに上がっていたら、間違いなくタイトルを獲得していたでしょうが、クアドラスもついてますね。2階級下の無名の選手が相手なら、王座返り咲きのチャンスは十分あります。とはいえ、ロドリゲスの兄は、WBA王者のジョシュア・フランコですから、油断はできません。

出だしは、一まわり大きいクアドラスのペースかと思いましたが、2ラウンドあたりから、ロドリゲスの手数が増え、積極的に前へ出てきました。そして、なんと3ラウンドに速いステップで死角に回り、右アッパーでクアドラスからダウンを奪います。

そこからは完全にロドリゲスのペースで試合が展開され、大差の判定で、ロドリゲスがタイトルを獲得しました。3-0(115-112,117-110,117-110)。115-112をつけたジャッジはどこを見ていたのでしょう。

全くいいところなく敗れたクアドラスは、世界戦線から完全に脱落ですね。ロドリゲスはガードも堅く、パンチもスピードがあって的確ですから、S・フライ級の身体が出来れば、ひょっとしたら、S・フライ最強になるかもしれません。まだ22歳というのも魅力的です。

2 Comments

個人的には、スーパーフライの謎のリーグ戦を繰り広げてきた4強は過大評価だと思ってます。ロマゴンは適正体重でもないし、それと互角のエストラーダ。シーサケットはロマゴンには勝てるけど他の強者には負けてしまう。

ジェシーは上手かったですが、特別にずば抜けているようにも見えなかったし。それでもエストラーダにも勝てると思います

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わしボク

確かにニューフェースの実力派未知数ですね。
かと言って、他を見渡すと、ネームバリューはありますが、どんぐりの背比べで、ほぼ横一線という感じがしますし、対戦カードにも新鮮味がないのは事実です。
8回戦の試合で、生き残り合戦をやるというのはどうでしょう。12回もちんたらやられたら、飽きてしまいますからね。

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