目次
(出典:WOWOW)
WBC世界S・フェザー級タイトルマッチ(2021年9月10日)
オスカル・バルデス(メキシコ)VSロブソン・コンセイサン(ブラジル)
どうやら、バルデスは中谷潤人の防衛戦のメインで登場するようです。
バルデスがS・フェザー級のタイトルを獲得した試合は、すごいファイトでしたね。フィジカルで勝るベルチェルトを圧倒しました。初防衛戦の相手は、2016年のリオ五輪で金メダリストに輝いたロブソン・コンセイサンですが、試合の見どころは、バルデスが何ラウンドでコンセイサンを沈めるか、というぐらいプロでの実績に差があります。
両選手のプロフィール
オスカル・バルデス(メキシコ)WBC世界S・フェザー級王者
29戦全勝23KO 30歳
身長 167cm リーチ 168cm オーソドックススタイル
2016年7月にWBC世界フェザー級王座決定戦で、マティアス・ルエダに2RTKO勝ちで、タイトルを獲得しています。そして、2016年11月には、日本の大沢宏晋を7RTKO勝ちして、初防衛に成功しています。
2019年8月に王座を返上し、S・フェザー級へ階級を上げました。それまでKOを量産していましたが、大沢戦以後4度の防衛戦でKO勝利は1度だけです。減量苦が原因かもしれませんね。S・フェザー級に上げてから3戦すべてKOです。
そのKO勝ちの最たるものが、タイトルを獲得したミゲール・ベルチェルト戦ですね。「わしボク」はベルチェルトが有利だと思っていたのですが、バルデスは手数で圧倒し、少し力んでいましたが、強烈なパンチでしたね。
ロブソン・コンセイサン(ブラジル)WBC世界S・フェザー級15位
16戦全勝8KO 32歳
身長 171cm リーチ 181cm オーソドックスタイル
アマチュアの実績では、バルデスよりはるかに上回りますね。リオ五輪では、ライト級で金メダルを獲得しています。しかし、プロの実績では、バルデスの足元にも及びません。これといった名のある選手の対戦もなく、金メダリストというだけで、何とかランキングにぶら下がっているだけです。「わしボク」のブロクでも酷評していますよ。→この金メダリストはプロでは通用しないでしょう ロブソン・コンセイソンVSジョーイ・ラビオレッテ
試合展開
アクシデントがない限り、バルデスの勝利は動かないでしょう。コンセイサンが優っているのは、体格だけでしょうね。KO率は50%ですが、右の握りが甘く、バルデスがまともにもらっても、このパンチでは倒れることは考えられません。
早い回で、バルデスが距離感をつかめば、中盤には倒すでしょう。もっと早いかもしれませんね。バルデスはおそらく序盤から全開でパンチを繰り出すでしょうから、後はコンセイサンが、左ジャブでどこまでバルデスの猛攻を防げるか。