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3団体L・ヘビー級タイトルマッチ(2024年1月14日)
アルツール・ベテルビエフ(ロシア)VSカラム・スミス(イギリス)
両選手のプロフィール
アルツール・ベテルビエフ(ロシア)WBC・IBF・WBO世界ライトヘビー級王者
19戦全勝19KO、38歳 オーソドックススタイル
身長 182cm リーチ 185cm
2017年、エンリコ・コーリングとIBF世界ライトヘビー級王座決定戦を行い、12RKO勝ちでタイトルを獲得しました。さらに、2019年にはオレクサンドル・グウォシクに10RTKO勝ちして、WBCのタイトルも獲得。ここまで、全勝でしかもKO率100%です。世界ナンバーワンのハードパンチャーと言えるでしょう。2022年6月には、WBO王者のジョー・スミスを2ラウンドで粉砕し3団体統一王者となりました。2023年1月、アンソニー・ヤードに8RTKO勝ちで3団体の防衛に成功しました。
カラム・スミス(イギリス)WBC1位・WBO2位
30戦29勝21KO1敗、33歳 オーソドックス
身長191cm リーチ 198cm
2018年9月、S・ミドル級のWBSS決勝で、WBA世界S・ミドル級スーパー王者のジョージ・グローブスに7RKO勝ちして優勝し、WBAのタイトルを獲得しました。2020年12月にサウル・アルバレスと対戦し、大差の判定で敗れました。2022年8月、マチュー・ブーデアリークに4RTKO勝ちで、WBCライトヘビー級王座の挑戦権を獲得しました。
試合展開
この試合は2023年8月に予定されていましたが、ベテルビエフの負傷により、延期になっていました。
ゆったり構えて、じわじわと前に出るベテルビエフに対して、スミスは長いリーチを生かして、ジャブを放ち、試合前半は何とか応戦していましたが、顔を見ればパンチ力の差は明らかです。
そして、7ラウンドにベテルビエフがスミスをロープに詰めて連打を放つと、たまらずスミスが腰を落とします。何とか立って来たスミスですが、ベテルビエフの追撃にまたもダウン。そして、セコンドがリングに入り試合が終了しました。7ラウンドTKO勝ちで、なんと20戦20勝20KOの記録をキープしました。そして、3団体の王座を防衛しました。パンチの威力が全く違いましたね。
ジェイソン・マロニー(オーストラリア)VSサウル・サンチェス(アメリカ)
WBO世界バンタム級タイトルマッチ
一進一退の攻防が最後まで続き、終盤はまさに消耗戦。どちらが勝ってもおかしくない展開でしたが、手数で上回ったマロニーが辛うじて、初防衛に成功しました。2-0(114-114,116-112,116-112)。マロニーにとっては、伏兵に大苦戦といったところですね。