この東京五輪金メダリストは将来性に?バホディル・ジャロロフ VSカーティス・ハーパー(ヘビー級10回戦)

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目次

(出典:WOWOW)

バホディル・ジャロロフ(ウズベキスタン)VSカーティス・ハーパー(アメリカ)

ヘビー級10回戦(2022年11月26日)

両選手のプロフィール

バホディル・ジャロロフ(ウズベキスタン)2021年東京五輪S・ヘビー級金メダリスト

11戦全勝11KO、28歳 サウスポースタイル

身長 201センチ  リーチ 208センチ

プロで8戦して、オリンピックで金メダルを獲得。現在、WBC世界ヘビー級17位にランクしてます。そしてKO率100%、どんな選手か楽しみですね。

カーティス・ハーパー(アメリカ)

22戦14勝9KO8敗、34歳 オーソドックススタイル

身長 188センチ  リーチ 199センチ

試合経過

ジャロロフは、サイズ的には今のヘビー級では申し分ないと思います。すぐに世界のトップ戦線に顔を出すと思いましたが…。

そして、相手の戦績的に見てこの程度なら、圧倒するのは当たり前だと思いましたが、試合が始まったらがっかりしました。

1ラウンド

サウスポースタイルからジャロロフが左ストレートを放ちます。ビヤ樽みたいなハーパーですが、ジャブを放って応戦します。

2ラウンド

ジャロロフの右ジャブに合わせて、ハーパーが思い切り右フックを合わせてきました。ビヤ樽は捨て身で振って来るので、ジャロロフも右ジャブが打ち難くなります、ジャロロフは右ジャブを小さく出して、左ストレートを打ち込みます。さすがにこれはハーパーも読んでいます。ハーパーの思い切りの良いパンチに、ジャロロフは少しやりにくそうです。

3ラウンド

ジャロロフの右はちょこちょこと押すようなパンチですね。ハーパーの右を警戒しているのでしょう。ジャロロフの狙いすました左はハーパーがボディワークでかわします。しかし、ジャロロフの左ストレートは威力がありそうです。今までもこれで倒してきたのでしょう。

そして、ラウンド終盤、ジャロロフの左ストレートが見事にハーパーの顔面をとらえ、ダウンを奪います。ここはゴングに救われました。この左ストレートは威力がありますね。

4ラウンド

ジャロロフはもう、左ストレート狙いです。とにかく左を叩き込みます。さすがにハーパーも押され気味です。しかし、ハーパーもボディーワークが巧みですね。

そして、ラウンド中盤、コーナーに詰まったハーパーに、ジャロロフの左ストレートがヒットし、ハーパーがうずくまるようにダウンしました。何とか立ってきましたが、レフリーが試合をストップしました。

ジャロロフが4ラウンドTKOで12連続KO勝利をキープしました。しかし、この金メダリストは不器用ですね。左ストレートだけが決め手。も少し右ジャブをうまく使えないと、トップ戦線では通用しないでしょう。

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