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(出典:WOWOW)
S・ウェルター級6回戦(2021年12月11日)
ザンダー・ザヤス(プエルトリコ)VSアレッシオ・マストロヌンツィオ(イタリア)
両選手のプロフィール
ザンダー・ザヤス(プエルトリコ)→このプエルトリカンはスター性抜群!11戦全勝のザンダー・ザヤス(S・ウェルター級)
11戦全勝8KO、19歳 右オーソドックススタイル
身長 178cm リーチ188cm
トップランク社が16歳の時に青田買いしたプエルトリコの天才ボクサーです。相当な期待値を持ってこのリングに上がっています。「わしボク」が今、最も注目しているプエルトリカンです。
アレッシオ・マストロヌンツィオ(イタリア)
10戦9勝3KO1敗、26歳
身長 175cm リーチ 178cm
戦績は立派ですが、ザヤスの相手としてはちょっと荷が重いような気がします。
試合経過)
ワシル・ロマチェンコのアンダーカードとして、トップバッターで登場しました。
リング上で対峙した両選手の体格はほぼ同じですね。
開始早々、ザヤスの右ストレートがマストロヌンツィオ(以下マストロと記述します)の顎にヒットし、マストロは早くもダウンを喫します。立ってきたマストロですが、結構効いている感じです。ザヤスはここは落ち着いて左ジャブから右を放ち、体を左右に振りながら、マストロの反撃をかわします。
ザヤスが、軽く右ストレートをヒット。左ジャブから返しの右ストレートが予想以上に伸びてきます。そして右のダブルから、左をボディへ放ちます。攻撃が多彩ですね。左フックのダブルでマストロをコーナーに詰めます。
残り1分。左アッパーから右ストレート、相手の隙間に上手くパンチをヒットさせるザヤス。パンチ力もですが、攻撃のパターンも多彩です。相手が前に出ると、素早くバックステップします。
軽いパンチで、左フックをダブル、そしてロングの右ストレートも軽く打っています。ザヤスは決して力まないので、パンチがスムーズに出ます。残り10秒、ザヤスがロープに詰めて連打を浴びせると、レフリーが試合をストップしました。マストロヌンツィオに何もさせませんでしたね。
これから世界を狙って、対戦相手のレベルを少しずつ上げていくでしょうが、とにかく魅力的なボクシングをします。見ていて楽しいですね。「わしボク」注目の選手ですが、世界を狙うスーパースターになるほどの実力があるかどうかについては疑問符が付きます。
来年あたり、もう少しキャリアのあるベテランとの対戦を見てみたいと思います。しばらく「追っかけ」します。