目次
勝利
WBA世界バンタム級挑戦者決定戦(2025年12月31日)
井岡一翔(至成)VSマイケル・オルドスゴイティ(ベネズエラ)
両選手のプロフィール
井岡一翔(至成)WBA9位
36戦31勝16KO4敗1分け、36歳 オーソドックス
身長 165cm リーチ 166cm
2011年2月にWBO世界ミニマム級王座を獲得。3度防衛後、2012年にWBA世界L・フライ級王座を獲得し、2階級制覇を達成しました。2015年にファン・カルロス・レべコに判定勝ちして、WBA世界フライ級タイトルを獲得し、3階級制覇を達成しました。5度防衛してタイトルを返上し、S・フライ級へ階級を上げました。2019年6月、アストン・パリクテと王座決定戦を行い、TKO勝ちでWBO世界S・フライ級タイトルを獲得、同時に4階級制覇を達成しました。その後、2023年6月にWBA世界S・フライ級タイトルを獲得し、2024年7月、IBF王者のマルティネスと統一戦を行い大差の判定負けで王座陥落。2025年9月の再戦でも反負けを喫しました。
マイケル・オルドスゴイティ(ベネズエラ)ベネズエラ王者・WBA11位
16戦15勝14KO1敗、24歳 オーソドックス
身長 165cm リーチ 170cm
見どころ
オルドスゴイティのKO率はなんと87,5%。すごい数字ですが、相手はすべてベネズエラの選手で、唯一の1敗はメキシコの選手です。このKO率は鵜呑みにはできませんが、1発の威力には気を付けなければいけないでしょうね。問題は井岡がバンタム級の体をしっかり作ってリングに上がるかどうかです。
試合展開
両選手も前日計量を無事クリアしたようです。
オルドスゴイティの方が少し大きく見えますね。井岡は腹回りに余裕が感じられます。
2ラウンド中盤、井岡の左ボディでオルドスゴイティがダウン!何とか立ってきましたが、かなり効いていますよ。3ラウンドはいきなりオルドスゴイティが連打で井岡を追い詰めますが、ラウンド終盤は逆に井岡がボディブロー中心に反撃に転じます。
そして4ラウンド終盤、井岡の左ボディでオルドスゴイティが2度目のダウンを喫しました。何とか立ってきましたが、カウントアウト!
バンタム級初戦をKO勝利で飾りました。しかし、このベネズエラ王者は戦績ほどの手ごたえはなかったですね。名前を「おっとどっこい」に変えた方がいいと思います。中谷もこういうイージーな相手を選ぶべきでした。

