目次
WBA暫定世界S・バンタム級王座決定戦(2024年12月14日)
ムロジョン・アフダマリエフ(ウズベキスタン)VSリカルド・エスピノサ(メキシコ)
両選手のプロフィール
ムロジョン・アフダマリエフ(ウズベキスタン)WBA1位
13戦12勝9KO1敗、30歳 サウスポー
身長 166センチ リーチ 173センチ
2020年1月にダニエル・ローマンに判定勝ちしてWBAスーパー・IBF世界S・バンタム級タイトルを獲得。初防衛戦で岩佐亮佑にTKO勝ちしています。その後2度防衛し、4度目の防衛戦でマーロン・タパレスに判定で敗れ王座陥落し、井上の挑戦権も失いました。
リカルド・エスピノサ(メキシコ)WBA8位
35戦30書25KO4敗1NC、27歳 オーソドックス
KO率70%のハードパンチャー。2019年にWBAバンタム級王者のカシメロに挑戦し12RKO負けでタイトル獲得に失敗しました。2021年にダニエル・ローマンに敗れてから5連勝中です。
試合展開
「わしボク」はアフダマリエフを「悪魔大王」と呼んでいますので、ここでは悪魔大王と表記します。
2ラウンドから距離を掴んだ悪魔大王が、下がりながらパンチを放ちます。やや変則でやり難そうなタイプですね。3ラウンドは、悪魔大王のカウンターが結構ヒットするようになりました。そして、ラウンド中盤、悪魔大王の左ストレートがエスピノサをとらえ、ダウンを奪いました。
立って来たエスピノサが必死に応戦しますが、悪魔大王の下がりながらの右のフックで2度目のダウンを喫しました。さらに立って来たエスピノサですが、悪魔大王のワンツーに沈み、レフリーが試合をストップしました。
アフマダリエフが3ラウンドTKO勝ちで、暫定王座を獲得しました。
井上尚弥の今後の予定は、まずアメリカでアラン・ピカソ(メキシコ)と防衛戦を行い、何とフェザー級でWBA王者のニック・ボールに挑戦し、またS・バンタム級に戻ってアフダマリエフと対戦するという、変則スケジュールになっているようです。