目次
WBC世界ミニマム級タイトルマッチ(2024年9月22日)
メルビン・ジェルサレム(フィリピン)VSルイス・カスティージョ(メキシコ)
両選手のプロフィール
メルビン・ジェルサレム(フィリピン)WBC王者
25戦22勝12KO3敗、30歳 オーソドックス
身長 157センチ リーチ 157センチ
2017年1月にWBC王者のワンヒン・ミナヨーティンに挑戦し判定で敗れタイトル獲得に失敗しました。2021年7月にOPBF王座決定戦に判定勝ちしてタイトルを獲得しました。そして、2023年1月に谷口将隆に挑戦し、衝撃の2RTKOで王座を獲得しました。しかし、2023年5月にオスカル・コラーゾに7R終了TKO負けでタイトルを失いました。しかし、この敗戦は手を痛めたためと思われます。2024年3月に重岡優大に挑戦し、ダウンを奪う快勝でタイトルを獲得しました。
ルイス・カスティージョ(メキシコ)WBC1位
22戦21勝13KO1分け、27歳 サウスポー
身長164センチ リーチ 168センチ
これがメキシコ以外での初の試合となります。
試合展開
1ラウンド終盤、いきなりジェルサレムが右ストレートでダウンを奪いました。ダメージがあるようでしたが、ゴングに救われました。あと1分あれば終わっていたかもしれません。
その後もジェルサレムが前に出て積極的に攻め、ペースを握ります。パンチのスピード、的確性でジェルサレムが上回っていますね。カスティージョは長いリーチを持て余し気味で、空を切る場面が目立ちます。
後半からカスティージョも前に出て、積極的に攻め立てますが、相変わらずパンチが雑で、下がりながらもジェルサレムが的確なパンチで応戦します。
10ラウンドにまたカスティージョにピンチが訪れますが、何とかしのぎ切ります。そして、ジェルサレムのペースのまま、12ラウンドを終えました。
判定は3-0(120-107,120ー107、118ー109)の大差でジェルサレムが初防衛に成功しました。結局、カスティージョは何もできないまま、試合を終えた感じですね。
重岡優大と再戦しても、優大が勝つ可能性はかなり低いでしょうね。