ワイルダー5Rに沈む。デュボアはTKO勝ちでIBF暫定王者。ニック・ホールがタイトル奪取。シェラーズがWBC挑戦権獲得+ドミトリー・ビボルはTKOで12度目の防衛に成功

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目次

ヘビー級12回戦

ワイルダー5Rに沈む

ヂャン・ヂレイ(中国)5RKO デオンテイ・ワイルダー(アメリカ)VS

お互いが決め手のストレート狙い。ワイルダーは右、ヂレイは左。しかし、お互いそのパンチは用心しているので、なかなかヒットせず、ラウンドを重ねるだけです。しかし、30キロ差は大きいですね。ワイルダーの右ストレートがヒットしても、ヂレイは倒れません。そして逆襲に会い、ヂレイの右フック2発でワイルダーはマットに沈みました。ワイルダーはこれで完全に世界戦線から脱落ですね。

IBFヘビー級暫定王座決定戦

デュボアがTKOで暫定王座を獲得

ダニエル・デュボア(イギリス)8RTKO フィリップ・フルコビッチ(クロアチア)

1~2ラウンドはスリリングなパンチの交錯で、これは決着が早いぞ、と思いました。しかし、右目をカットしたフルコビッチの右打ちおろしの射程距離が狂いだし、お互い決定打がないまま、前半を終了。しかし、スタミナの切れかかったフルコビッチが、7ラウンドにデュボアの連打でダウン寸前に追い込まれます。コーナーに戻るときはもうフラフラです。そして、8ラウンドにドクターチェックがあり、レフリーが試合をストップしました。フルコビッチは初黒星を喫しました。

 

WBAライトヘビー級タイトルマッチ

ビボルがTKOで12度目の防衛に成功

ドミトリー・ビボル(ロシア)VSマリク・ジナード(リビア)

1ラウンドに早くも左フックでビボルがダウンを奪いましたが、2ラウンドから長い左ジャブでジナードが立て直しを図ります。しかし、3ランドからビボルの左ジャブが的確にジナードの顎をとらえ、ペースを掴みます。ジナードは長い左ジャブで距離を取ろうとしますが、ビボルがプレッシャーを強めます。そして、6ラウンドに連打を畳みかけジナードがコーナーに詰まって防戦一方になると、レフリーが試合をストップしました。

WBAフェザー級タイトルマッチ

ホールが判定でタイトルを奪取!

ニック・ホール(イギリス)判定 レイモンド・フォード(アメリカ)VS

序盤から激しい打撃戦が展開され、まさに一進一退の攻防で優劣のつけにくいラウンドが最後まで続きました。終盤、フォードのパンチでホールがややピンチに追い込まれましたが、序盤の優位が評価され、2-1(115-113,115-113,113-115)の判定でタイトルを獲得しました。パンチ力のないイサック・クルスとジャーボンテイ・デービスの試合みたいでした。凡戦です。

WBCミドル級挑戦者決定戦

ハムザ・シェラーズ(イギリス)10TKO オースティン・ウィリアムス(アメリカ)

長身のシェラーズはサウスポーが苦手なんでしょうね。折角の長いリーチを生かせず、前半は攻めあぐねていました。後半から徐々に左ジャブがヒットし、自分の距離で戦う場面が増えてきます。接近戦でもうまく腕をたたんでアッパーを返します。しかし、手数が少ないですね。ウィリアムスも序盤は左フックがヒットしていましたが、後半からはシェラーズの固いガードに阻まれクリーンヒットが少なくなってきました。

そして、10ラウンド終盤、シェラーズの右フックがカウンター気味にヒットし、ウイリアムスが膝を突きました。さらに11ラウンドに連打を浴びせると、レフリーが試合をストップしました。

ライトヘビー級12回戦

ウィリー・ハッチンソン(イギリス)判定 クレイグ・リチャーズ(イギリス)

世界ランカー対決は、序盤から頻繁にスイッチするハッチンソンがペースを掴み、有効打で上回るハッチンソンが大差の判定勝ち。終盤はやや疲れの見えたハッチンソンですが、うまく休みながら逃げ切りました。

3-0(116-112,117-111,119-109)

しかし、この二人では、ビボルやベテルビエフに勝つのは不可能でしょうね。

 

 

 

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