目次
(出典:日テレG+)
齋藤眞之助(石川ジム立川VS浦川大将(帝拳)
ライト級8回戦(2023年2月4日)
両選手のプロフィール
齋藤眞之助(石川ジム立川)日本ライト級5位
14戦10勝2KO4敗、27歳 オーソドックススタイル
身長 181センチ
齋藤は2019年の全日本ライト級の新人王です。
浦川大将(帝拳)日本ライト級15位
9戦8勝5KO1敗、25歳 オーソドックススタイル
身長178センチ
浦川は、2020年の新人王。帝拳ジム期待のホープです。唯一の1敗は、本日対戦する齋藤眞之助に喫したものです。
試合展開
4年ぶりの再戦、前回勝ったのは齋藤です。齋藤の返り討ちか、それとも浦川のリベンジなるか、注目の一戦ですね。
1ラウンド 浦川の右フックで齋藤がダウン
浦川がガードを固めて、じわじわと前に出ます。齋藤は左ジャブを突きながら距離を取ります。浦川がプレッシャーをかけ、距離を詰めます。齋藤は下がりながら、軽いパンチを放ちます。ラウンド中盤、浦川の左ジャブで齋藤の顔が上がります。
残り1分、浦川の右打ち下ろしから右アッパーで、齋藤がバランスを崩し、ロープにもたれかかります。そして、距離が近くなったところへ、浦川の右フックがクリーンヒットし、連打を畳みかけると、齋藤は膝をついてダウン!
残り30秒、齋藤はフットワークを使って逃げ切ります。
2ラウンド
齋藤はジャブを放って何とか距離を取ろうとしますが、浦川はじわじわとプレッシャーをかけ前に出ます。齋藤も連打で反撃しますが、効果的なパンチはありません。浦川は左を突きながら、距離を詰めます。浦川の右フックが齋藤の肩のあたりに当たって、齋藤がダウンをしますが、これはスリップ。しかし、齋藤のダメージは残っていますね。
試合再開後、浦川がロープに詰めて、右ストレートをヒットします。齋藤も左右のボディブローで応戦しますが、浦川は構わず前に出ます。そして、ラウンド中盤、浦川の左から右のストレートで齋藤の足がばたつきます。齋藤も前に出て必死に反撃しますが、浦川の右フックがカンター気味にヒットし、齋藤が両手をついて2度目のダウンを喫します。
ゆっくり立ちあがった齋藤ですがダメージは深刻ですね。齋藤は最後の力を振り絞って反撃に転じますが、浦川は冷静に対処し、残り10秒、浦川の右フックで齋藤が腰を落としたところに、レフリー、ビニー・マーチンが割って入りました。
浦川が2ラウンドTKOでリベンジを果たしました。右のパンチは強いですね。齋藤は「返り討ちにしてやろう」という気持ちがマイナスに出てしまったかもしれません。齋藤にとっては、この再戦のメリットはほとんどありませんが、それでも再戦を受けたことは拍手です。浦川はこの勝利で間違いなく、ベスト10入りを果たすでしょう。しかし、ライト級の日本王者、宇津木秀は強いですよ。