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ジョー・スミス(アメリカ)VSサリバン・バレラ(キューバ)
WBCインターナショナルライトヘビー級タイトルマッチ(2017年7月16日)
(出典:WOWOW)
スミスはあのバーナード・ホプキンスをリング外にたたき出し、引導を渡した男です。
24戦23勝19KO1敗。パンチ力はあります。
バレラは20戦18勝14KO1敗。WBC3位です。
バレラの1敗はアンドレ・ウォードに喫したものです。
初回にスミスの強打がさく裂
スミスはやはりパンチ力がありますね。1Rにバレラのテンプルに左がヒットし早くもダウンを奪いました。
ラウンド終了間際でしたので、ダメージを引きずることはなかったようです。
しかし、うまさではバレラですね。回を重ねるごとに、徐々に手数で挽回していきます。
4ラウンドはかなり効果的なパンチをヒットし、スミスがダメージを負います。
このラウンドはなかなか重量級らしい激し打ち合いがあり、見ごたえありました。
バレラがテクニックでスミスをコントロール
後半に入ると、スミスにやや疲れ見え始めます。しかし、バレラも無理にはいきません。
6ラウンドのバレラのボディが効果的でした。
このあたりで、恐らくポイントはバレラが逆転してるはずです。
バレラが攻勢をかけましたが、スミスのカウンターがヒット。まだまだスミスのパンチは怖いですね。
しかし、ペースはバレラが握っています。
バレラは、残念ながら、KO率ほどパンチ力はなさそうですね。
バレラの左ジャブがヒット。バレラは距離の取り方もうまいです。
スミスは一発逆転に賭けているようです。スタミナをなくし、バランスも悪くなってきました。
しかし、8ラウンド、スミスが体勢を立て直してきました。バレラはこれを軽くいなし、不用意に攻めません。手堅いですね。
9ラウンドはバレラが出ます。しかし、スミスの怖い右が時折飛んできます。
バレラの左ジャブが良いですね。速くて的確です。
しかし、まさか10Rまでくるとは思いませんでした。
バレラは無理をしませんね。これは判定決着濃厚です。
スミスが攻めたところへバレラのカウンターがヒット。スミスはもうお構いなしに強引に行くしかありません。
ここで10ラウンドのゴング。
ありゃ、試合終わり?ストップか?
えっ10回戦に変更?
こんなことがあるのですか。
途中でレフリーがコーナーに何か言ってましたが、このことだったのかな。
(7ラウンド終了後のインターバルでレフリーがコーナーに何か言っていました)
そういえば10ラウンドが始まる時、お互いがグローブタッチしていましたね。
(どうやら「この回が最終ラウンドだぞ」ということのようです。)
まあ、あとがつかえているし、仕方がないか~。アメリカでは結構こういことがあるようですよ。
96-93、97-92、97-92
3-0でバレラの判定勝ち。まあ、文句ないでしょう。
WBCですから、やがて、アドニス・スティーブンソンに挑戦することになるでしょうが、この戦力では勝てそうにありませんね。