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井岡一翔VSスタンプ・キャットニワット(タイ)
WBA世界フライ級タイトルマッチ(2016年12月31日)
井岡は21戦20勝12KO1敗、27歳。4度目の防衛戦です。
スタンプは15戦全勝6KO、18歳。タイのホープでWBA世界フライ級暫定チャンピオンです。
18歳という若さは驚きですが、それほど怖いパンチはなさそうです。
身長164㎝は井岡より1cm低く、体格的にはほぼ同じですから、パワー負けすることもないでしょう。
普通に考えれば、序盤にボディブローで弱らせて、終盤に畳みかけてKO、と予想できますね。
ジョナサン・グスマン(ドミニカ共和国)VS小國以載
IBF世界Sバンタム級タイトルマッチ(2016年12月31日)
グスマンは23戦22勝22KO1NC。27歳。和氣戦で怪物ぶりをいかんなく発揮し、戦績が本物であることを証明しました。
小國は20戦18勝7KO1敗1分け、28歳。唯一の1敗は2013年に和氣に喫したもので、しかもTKO負けです。
好戦的な和氣に対して、小國はアウトボクサー。
小國の距離で戦うことが出来れば、勝機もあるでしょうが、グスマンのパワー、パンチ力を12ラウンドさばききるのは至難の業でしょう。
小國には申し訳ありませんが、早い回で倒されて、テレビ観戦する側に少し休憩時間をください。このあと、大事な内山の試合が待っていますからね。
ジェスリル・コラレス(パナマ)VS内山高志
WBA世界Sフェザー級タイトルマッチ(2016年12月31日)
コラレスは22戦20勝8KO1敗1NC。サウスポーの25歳。
内山は26戦24勝20KO1敗1分け。37歳。マニー・パッキャオと同じ年齢ですね。
コラレスは対戦相手が見つからず、図らずもダイレクトリマッチとなりました。
コラレスのスピードに内山が対応できれば、パワーもパンチ力もコラレスに負けていませんから、KOで王座を奪還できるはずです。
とにかく、序盤は距離をとって、不用意に打ち合わないことが大事です。
心配なのは、内山の年齢による反射神経の衰えです。まあ、今度負けたらさすがに引退でしょう。
田口良一VSカルロス・カニサレス(ベネズエラ)
WBA世界Lフライ級タイトルマッチ(2016年12月31日)
田口は、28戦24勝11KO2敗1分け、29歳。
カニサレスは、16戦全勝13KO、23歳。WBA3位です。
カニサレスはKO率も高いし、いまだ無敗ですが、名のある相手との対戦は皆無です。
おそらく昨年WBAラテンアメリカタイトルを獲得し、WBAのランキングに顔を出して、その後国内選手に6連勝して、順調にランキングを上昇してきたのでしょう。
他の団体のランキングには全く登場していません。
5度目の防衛戦を迎える田口にとっては、戦績ほど怖い相手とは思えません。
初黒星をKOでプレゼントして、ベネズエラへ帰ってもらいましょう。
田中恒成VSモイセス・フェンテス(メキシコ)
WBO世界Lフライ級王座決定戦(2016年12月31日)
残念ながら、この試合は大阪では放映されません。結果をネットで調べたいところですが、下手に検索すると、内山の結果も先にわかってしまいそうなので、用心しないといけません。
田中は7戦全勝4KO、21歳。前WBO世界ミニマム級王者で、WBOライトフライ級2位です。
フェンテスは27戦24勝13KO2敗1分け、31歳で、WBO1位にランクしています。
前WBO世界ライトフライ級王者ドニ―・ニエテス(フィリピン)と2戦しています。
2013年の対戦では引き分けていますが、2014年にはTKO負けで敗れています。
フェンテスはボディブローが得意ということで、決して打たれ強くない田中は、このボディブローをいかにさばくかが勝敗の分かれ目となりそうです。
いずれにしても、かなり厳しい戦いになると思います。