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レネ・ダッケル(フィリピン)VS翁長吾央
東洋太平洋Sフライ級タイトルマッチ(2016年8月21日)
8月は暑いし、今年はオリンピックがあるし、高校野球もあって、プロ野球が佳境に入るし、で、好カードが最も少ない月になってしまいましたが、その中で8月後半、世界戦を除く3試合を、厳選してご紹介したいと思います。
ダッケルはOPBF同級の暫定王者でしたが、正規王者の井上拓真(大橋)が今月、世界挑戦に向けてベルトを返上したことで昇格しました。右ファイターで、戦績は17勝(6KO)6敗1分け。
井上には昨年12月に、ダウンを奪われ大差の判定で敗れています。
翁長がOPBF王者になれば、世界挑戦への道筋が一気に開ける可能性もあるため、一応注目してみました。翁長の戦績は27勝(18KO)2敗2分け。
IBFでSフライ級7位、WBOではバンタム級15位にランクしています。
すでに36歳で、過去に日本タイトルに2度挑戦して失敗しています。
このラストチャンスをスカッと勝って、世界を目指してほしいですね。
ちなみにこの試合、沖縄テレビで放映されるそうですが、残念ながら大阪では見ることが出来ません。
金子大樹VS中川祐輔
60キロ契約(ライト級)8回戦(2016年8月21日)
そろそろ金子、目を覚ましてくれないかな~私はあの日本タイトルをKOで防衛していたころの金子がどうしても忘れられません。
負けましたが、内山高志からダウンを奪っています。この敗戦よりも、ジョムトーンに完敗したのがスランプの原因でしょうね。
金子は日本Sフェザー級4位、31戦23勝16KO5敗3分け、28歳。
中川は同級7位、15戦10勝6KO4敗1分け、31歳で、両者とも右構えです。
ここは圧倒的な力の差を見せ付けて、スカッとKO勝ちしないと、ホント話になりませんね。
パッとしなかった前戦 ↓
大森将平VSエドガル・ヒメネス(メキシコ)
バンタム級10回戦(2016年8月24日)
マーロン・タパレスにKO負けした大森にとっては、この試合は正念場になるでしょう。
ヒメネスはWBC世界バンタム級5位にランクしています。
35戦22勝16KO11敗2分け、24歳。
今年の6月にジョビー・カツマタに1RKO勝ちしていますが、KO負けも結構多いですね。
昨年8月には、リー・ハスキンスに世界戦で敗れたイバン・モラレスに判定勝ちしています。
大森は、これに勝てば世界戦線に再浮上しますが、負けたら…えらいことです。