裁判で、懲役10年とか、懲役15年とか、判決が出ますよね。
前から疑問に思っていたのですが、あの年数に合理的基準はあるのでしょうか。
裁判員制度で選ばれた人達も判決を決める際に、どうやらこの年数の基準に結構悩むようです。
人をひとり殺したから仮に10年だとしたら、ふたりやったら20年?
そんな単純なものではないでしょうしね。
合理性を追求するなら、「懲役年数は、その間刑務所に入っていたら、出所後必ず更生する年数」ということになると思います。
でも、人をひとり殺したら、何年刑務所に入れば、必ず更生して、真人間なるか、そんなこと誰がわかるのでしょう?
裁判官はわかっているのでしょうか。もしわかっているのならすごい人達ですよね。
でも、絶対わかっていませんね。刑務所から出てきて、すぐまた罪を犯す人が山ほどいますものね。
はっきり言って懲役年数なんてものすごくいい加減だと思います。
過去の判例を参考にするのは実際問題として仕方がないかもしれません。あとは、欧米諸国などの刑法などを参考にするとか。
ただ、ここで大事なのは反省することです。反省するために歴史があるわけですからね。
仮に、10年の判決で出所した人が、また罪を犯した場合、同じ罪を犯した場合は次から15年にするとか、せめてそういう反省を重ねて少しはまともな、より合理性のある懲役年数にするべきです。
サンプルはたくさんありますからね。
世の中犯罪者だらけで刑務所が一杯らしいですよ。
ところがいまはこの反省を全く取り入れず、相変わらず前と同じ10年にしていますよね。たとえ裁判員制度で15年という判決が出ても、「公平性を期すために」とか言ってね。
ばかの一つ覚えみたいに判例ばっかりにとらわれています。
刑務所内の態度良かったから、刑期を待たずして出所する、というような話をよく聞きますよね。
でも、これで出所した人がまた罪を犯した場合、誰が責任をとるのでしょう。
私はこんな勝手な判断をした刑務所の責任者は処罰されるべきだと思います。これは一種の犯罪です。
むしろ、「こいつは、今出したら、また罪を犯す」と思ったら、決まった刑期を伸ばしてもいいと思うぐらいです。
私は、懲役何年とかを決めた裁判官の責任も重要だと思います。
その懲役に年数で出所した人がまた罪を犯した場合は、その決めた裁判官は何らかの処罰を受けるべきだと思います。
それほど重要な仕事ですよ。
まえに10年だったから、今度も10年、ではなく、10年刑務所に入れば必ず更生する、という信念を持って頂きたい。迷惑するのは善良な一般市民です。
そして、こいつは絶対に更生しないと思ったら、死刑にしたらいいんです。
いずれにしても、日本の刑事罰はあまりにも甘すぎますね。
犯罪者天国です。