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バンタム級8回戦(2025年9月17日)
栗原慶太(一力)VS金城隼平(BE:BOOT)
両選手のプロフィール
栗原慶太(一力)OPBF6位
29戦19勝16KO9敗1分け、32歳 オーソドックス
身長 172cm
勝っても負けても「KO」という「わしボク」が一番好きなボクサーの一人です。一時は世界ランクにも顔を出していたハードパンチャーですが、最近5戦は3勝2敗とややピークを過ぎた感はあります。
金城隼平(BE:BOOT)日本5位
5戦全勝2KO、24歳 サウスポー
身長 171cm
元日本ユースバンタム級王者。
試合展開
恐らく一般の方の予想では、全勝のホープ金城が有利と考える人が多かったでしょうね。実は「わしボク」は金城のKO勝ちも十分考えられると思っていました。前回は1ラウンドKO負けを喫した栗原にとっては、「ここで負ければ後がない」という状況です。
パンチ力は抜群ですが、ディフェンスが甘く、打たれもろい栗原としては、序盤にいいパンチをもらわないように慎重に相手との距離を測るべきですね。
序盤から金城がペースを掴む
栗原はあまりサウスポーを苦にしてないようですね。さすがに慎重な立ち上がりです。2ラウンドから栗原が積極的にパンチを放ちます。しかし3ラウンドに、金城の左ストレートで栗原が腰砕けになり、ダウンを取られますが、ここはゴングに救われます。
4ラウンドは金城が的確にパンチをヒットし、ペースを掴みます。
まさかの右フック
5ラウンドは栗原が積極的にパンチを放ちます。それでも余裕でかわしていた金城は、時折足を止めて打ち合います。そしてラウンド終了間際、金城が左をダブルで打ち込んだところへ、栗原右フックが金城の顎を打ち抜きました。これは強烈。金城は立つことが出来ません。
何と、右フック一発で大逆転KO勝ち!栗原はこれがあるから面白いんですよ。
これでまたしばらく、栗原のボクシングを観ることが出来ますね。幸せです。