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結局、サム・グッドマンは逃げましたね。しかし、こんな直前で新たな挑戦者を見つけることが出来るのでしょうか。1月24日までわずか13日しかありません。グッドマンはこれで、挑戦者に選ばれることは2度とないでしょう。
井上陣営も、前科者のグッドマンのこうした事態は、ある程度予想していたはずです。従ってルイス・ネリの時のように、リザーブ選手を用意しているでしょうね。もうこれ以上、興行を延期するわけにもいきませんし、ましてや豪華なアンダーカードを揃えて、中止はあり得ないでしょうね。
「わしボク」の予想では、シャバズ・マスーヅ(イギリス)ではないでしょうか。この日に試合を控えている、下町俊貴もあり得ますね。
とにかく、続報を待ちましょう。
予想は見事に外れたようですね。いつものことですが。
キム・イェジョン(韓国)WBC11位
25戦21勝13KO2敗2分け、32歳 オーソドックス
身長 163センチ
やはりリザーブ選手を用意していたんですね。全く無名ですが、日本人選手相手に7戦全勝と侮れない相手ですよ。
当日の全試合
第5試合(メインイベント):WBA/WBC/IBF/WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ 12回戦
井上尚弥(王者、大橋)4RKO キム・イェジョン(韓国)
序盤から井上がプレッシャーをかけ、2ラウンドにはほぼ相手の戦力を把握したようです。そして4ラウンドに右ストレート一発でキムをマットに沈めました。この程度の相手なら、様子を見ながら倒すチャンスを伺うだけでしょうね。
第4試合(セミ):東洋/WBOアジア・ウェルター級タイトルマッチ 12回戦
佐々木尽(王者、八王子中屋) 判定 坂井祥紀(横浜光)
序盤から佐々木が左ボディを中心に攻めまくりましたが、坂井も粘り強く耐え、最後まで耐え抜きました。佐々木のパンチが今一つダメージを与えなかったようですが、12ラウンド攻めまくったスタミナは評価できますね。
第3試合:60.0kg契約/ノンタイトル戦 10回戦
奈良井翼(日本スーパーフェザー級王者、RK蒲田) 判定 渡邉海(WBOアジア・スーパーフェザー級王者、ライオンズ)
渡辺が3ラウンドに2度スリップダウンを喫し、ややダメージが感じられました。しかしその後は決定打がなく、ようやく9ラウンドにスリリングな打ち合いが展開されました。10ラウンドも終盤だけで、盛り上がりの欠ける凡戦でしたね。2-1の判定で奈良井が判定勝ち。
2試合:日本スーパーバンタム級タイトルマッチ 10回戦
下町俊貴(王者、グリーンツダ) 判定 平野岬(三松スポーツ)
6ラウンドに下町が右フックでダウンを奪いました。しかし下町は積極性に欠けますね。長いリーチを持て余しています。そして10ラウンドに今度は平野が右ストレートでダウンを奪いました。これは微妙な採点でしょね。’判定は2-0(94-94,95-93,95-93)で何とか下町が防衛に成功しました。
第1試合:WBOアジア・ミニマム級タイトルマッチ 12回戦
高田勇仁(ライオンズ) 判定 小林豪巳(真正)
3ラウンドに高田が右アッパーから右フックでダウンを奪いました。その後も高田が優位に試合を進め2-1の判定でタイトルを獲得しました。