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IBF世界ライト級挑戦者決定戦(2024年3月17日)
ウィリアム・セペダ(メキシコ)VSマキシ・ヒューズ(イギリス)
両選手のプロフィール
ウィリアム・セペダ(メキシコ)WBA1位・WBC3位・IBF6位・WBO5位
29戦全勝25KO、27歳 サウスポー
身長 175センチ リーチ 178センチ
2021年7月に王座決定戦でWBA米大陸ライト級王座を獲得し、2度の防衛に成功しています。2022年10月に元WBCライト級暫定王者のジョセフ・ディアスに判定勝ちしました。その後も2連続KO勝ちと全勝街道を突っ走ています。
マキシ・ヒューズ(イギリス)WBA5位・WBC10位・IBF5位・WBO15位
34戦26勝5KO6敗2分け、34歳 サウスポー
2020年10月にWBCインターナショナルライト級タイトルを獲得しました。2021年9月にはマイナー団体のIBO世界ライト級タイトルを獲得。しかし、3度目の防衛戦でジョージ・カンボソスに僅差の判定で敗れ、タイトルを失うと同時にIBFタイトルへの挑戦権の獲得にも失敗しました。
展開予想
サウスポー対決となりました。最近サウスポーのボクサーが増えてきて、こういう対戦が多くなりましたね。しかし、サウスポーが苦手なサウスポーも結構います。セペダがそうでなければ、前半には倒して挑戦権を獲得するでしょう。
ただ、ヒューズは6敗して、そのうち2敗がTKO負けですが、いずれも負傷によるものです。恐らくダウンを喫したのは1回だけだと思います。セペダは意外と手こずるかもしれませんよ。
試合展開
セペダはサウスポーを全く苦にすることなく、初回から前に出て、パンチを放ちます。2ラウンドからはプレッシャーを強め、的確なパンチでヒューズを追い詰めます。3ラウンドからはほぼ一方的な展開になり、ヒューズは防戦一方に追い込まれます。そして4ラウンド、セペダの執拗なボディ攻撃に腰をかがめ、ヒューズはダウン寸前に追い込まれました。
コーナーに帰ったヒューズのセコンドがすぐに、ギブアップのサインを出し、レフリーが試合をストップしました。セペダの4ラウンド終了TKO勝ちです。
これで、セペダはカンボソスVSロマチェンコの勝者に挑戦することになります。
空位の王座は
デビン・ヘイニー(米)の返上により空位となっているIBF世界同級王座は、同級2位のジョージ・カンボソスJr(オーストラリア)と、同級3位のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)により争われる事が決まっています。試合は4月13日、または14日にオーストラリアで開催される予定で、ヒューズVSセペダの勝者が指名挑戦者となる予定です。
「わしボク」は、セペダVSロマチェンコ戦が見てみたいですね。