目次
WBO世界バンタム級タイトルマッチ
武居由樹(大橋)VS比嘉大吾(志成)
両選手のプロフィール
武居由樹(大橋)WBO王者
9戦全勝8KO、28歳 サウスポー
身長 170センチ リーチ 173センチ
キックボクシングから転向し、2021年3月にボクシングデビューしました。2022年8月には早くもOPBF・Sバンタム級タイトルを獲得しました。1度防衛しタイトルを返上。2024年5月にWBO王者のジェイソン・モロニーに挑戦し、最終ラウンドにやや危ないシーンがありましたが、大差の判定で王座を獲得しました。
比嘉大吾(志成)WBO1位
24戦21勝19KO2敗1分け、29歳 オーソドックス
身長 161センチ リーチ 163センチ
2017年5月にデビュー以来12連続KO勝ちでWBCフライ級王者のファン・エルナンデスに挑戦し、6RTKO勝ちでタイトルを獲得しました。しかし、3度目の防衛戦で体重超過により王座を剥奪され、試合も9RTKO負けで初黒星を喫しました。2020年10月にバンタム級に階級を上げましたが、やはり2階級の差はいかんともしがたく、パワー不足でフライ級時代のようなパフォーマンスを発揮することが出来ません。最近ようやく2連続KO勝ちで、全盛期の比嘉に戻りつつありますね。
展開予想
比嘉は約6年ぶりの世界戦となりますね。相当気合が入ってるようです。バンタム級に上げてからはやはりパワー不足で、パンチが通用しなくなっていましたが、昨年ぐらいからようやくバンタム級の体が出来てきたような気がします。しかし、テクニックもスピードもパンチ力も、武居にはかなわないでしょう。武居はマロニー戦のようなスタミナ切れも良い経験になったはずです。ハードパンチャー同士の対戦ですが、意外とKO決着ではなく、武居が大差の判定で初防衛に成功するでしょう。「わしボク」はこの2人よりも、那須川天心の方がはるかに強いと思っています。
試合展開
前半は自分の距離で手数に勝る武居がリードしていましたが、後半から比嘉が徐々に反撃に転じ、11ラウンドにはスリップ気味のダウンを奪い、勝負は最終ラウンドまで分からなくなりました。しかし、最終ラウンドに武居が比嘉をダウン寸前まで追いつめ、辛うじてタイトルを守りました。
3-0(116-112,114-113,114-113)の僅差で武居が初防衛に成功しました。