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(出典:WOWOW)
IBF世界フェザー級タイトルマッチ(2024年月10日)
ルイス・アルベルト・ロペス(メキシコ)VSアンジェロ・レオ(アメリカ)
両選手のプロフィール
ルイス・アルベルト・ロペス(メキシコ)IBFフェザー級王者
32戦30勝17KO2敗、31歳 オーソドックス
身長 163センチ リーチ 169センチ
2022年12月、ジョシュ・ウォリントンに判定勝ちして、IBF世界フェザー級王座を獲得しました。2023年5月の初防衛戦では、マイケル・コンランをボディブローで5RTKO勝ち、2023年9月には、ジョエ・ゴンザレスに判定勝ちで2度目の防衛に成功しました。そして2024年3月に、阿部麗也を8Rでストップして3度目の防衛に成功しています。
アンジェロ・レオ(アメリカ)IBF11位
25戦24勝11KO1敗、30歳 オーソドックス
身長 168センチ リーチ 175センチ
2020年8月にWBO世界S・バンタム級王座決定戦で判定勝ちして、タイトルを獲得しましたが、2021年1月にスティーブン・フルトンに判定負けして王座陥落。その後はフェザー級に階級を上げ4連勝中です。
試合展開
序盤から雑なボクシングのロペス
試合前半は大振りのパンチを振り回すロペスに対して、レオは下がりながら的確にパンチをヒットし、やや優位に見えました。ただ明確に差がつくようなラウンドが少なく、中盤からはもみ合いも多くなって、やや退屈な展開になってきました。
後半に入ると、レオにやや疲れが見え始め、ロペスの派手なパンチがヒットし始め、見映え的にはロペスがペースを取り戻したように感じました。
久しぶりに観た強烈ダウンシーン
そして10ラウンド。このままずるずるとロペスのペースで押し切ると思われましたが、開始1分過ぎ、揉み合いから離れた瞬間にレオの強烈な左フックがロペスの顎をとらえ、吹っ飛ばされるようにダウンしました。頭をマットに打ち付け、ロペスは頭を持ち上げるのがやっとです。
これほど強烈なダウンは久しぶりに観ましたね。中谷潤人がジェイソン・マロニーをKOした時より、はるかにショッキングな光景でした。
井上尚弥との対戦を熱望していたロペスですが、その実現の前にタイトルを失ってしまいました。