ワシル・ロマチェンコが11RKO勝ちで王座獲得 VSジョージ・カンボソス(IBF世界ライト級王座決定戦)WOWOWオンデマンドで5月12日11時から生配信

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目次

IBF世界ライト級王座決定戦(2024年5月12日)

ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)VSジョージ・カンボソス(オーストラリア)

両選手のプロフィール

ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)IBF3位

20戦17勝11KO3敗、36歳 サウスポー

身長 170cm リーチ 166cm

プロ2戦目で、WBO世界フェザー級王者のオルランド・サリドに挑戦しましたが、サリドの老獪なボクシングに手を焼き、2―1の判定で王座獲得に失敗。サリドも体重オーバーで失格し、タイトルを剥奪されました。その結果空位になったタイトルをゲーリー・ラッセルと争い、2-0の判定で3戦目にして、世界タイトルを手にしました。

3度防衛して、タイトルを返上し、7戦目でWBO世界S・フェザー級タイトルを獲得し、2階級制覇に成功します。2018年には、WBA世界ライト級王者のホルヘ・リナレスに挑戦し、10RTKO勝ちで3階級制覇を達成しました。しかし、2020年にテオフィモ・ロペスに判定負けして、タイトルを失い、2022年10月の再起戦でも大苦戦。2023年5月にデビン・ヘイニーに挑戦しましたが、いいところなく完敗しました。

ジョージ・カンボソス(オーストラリア)IBF2位

23戦21勝10KO2敗、30歳   オーソドックス

身長 176cm  リーチ 173cm

2020年11月に、リー・セルビーとIBF世界ライト級挑戦者決定戦で2-1の判定で挑戦権を獲得しました。そして、3団体王者のテオフィモ・ロペスに挑戦し、アッと驚く判定勝ちで、3団体王座を獲得しました。「わしボク」は終盤にダウンを奪ったロペスが完勝したと思いました。世界中を驚かせたアップセットですね。しかし、2022年6月にヘイニーとの王座統一戦では、全くいいところなく判定負け。やはりロペス戦はフロックだったようです。2023年7月の再起戦でマキシ・ヒューズに判定勝ちして、世界戦線に再浮上しました。

展開予想

この2人が2位と3位はというのは、ちょっと疑問を感じますね。特にカンボソスの2位はあり得ません。「わしボク」ならウィリアム・セペタ、レイモンド・ムラタラ、フランク・マーティンの方がはるかに強いでしょう。マーティンは6月にジャーボンテイ・デービスに挑戦するようです。

話を戻しますと、ロマチェンコとカンボソスなら、どちらも対戦しているヘイニーから推し量るのが簡単です。全く歯が立たなかったカンボソスがロマチェンコに勝つのは無理でしょうね。ボクシングに3段論法は通用しませんが、ロマチェンコが万全の仕上がりなら、大差の判定で勝つと思います。

試合展開

序盤からプレッシャーをかけて、ペースをにぎったロマチェンコが、カンボソスに何もさせずに手数で圧倒しました。後半からややペースを落としたロマチェンコでしたが、11ラウンドに左ボディでダウンを奪います。なんとか立って来たカンボソスですが、ロマチェンコの追撃にまたダウンしレフリーが試合を止めました。公式記録はTKOでしょうが、これは明らかにKO勝ちですね。

ロマチェンコは割と省エネボクシングで、軽いパンチをコツコツとヒットし、カンボソスの弱るのを待って、一気に勝負に出ました。カンボソスは予想通り木偶の棒でしたね。

さて、ロマチェンコはこれからどうするのでしょうね。引退するという話もありますが、最後に倒すパワーは、まだまだ全盛期に近いパフォーマンスを出せるような気がします。

 

 

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