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(出典:DAZN)
ディリアン・ホワイト(イギリス)VSジャーメイン・フランクリン(アメリカ)
ヘビー級12回戦(2022年11月26日)
両選手のプロフィール
ディリアン・ホワイト(イギリス)WBC世界ヘビー級7位・IBF10位
30戦28勝19KO3敗、34歳 オーソドックススタイル
身長 193cm リーチ 198cm 体重 113.8キロ
2015年12月にアンソニー・ジョシュアと対戦し、7RTKO負けで初黒星を喫しました。2019年7月にオスカル・リバスに判定勝ちして、WBC暫定王座を獲得。2020年8月の初防衛戦でアレクサンデル・ポペトキンに5RKO負けでタイトルを失いましたが、2021年11月に再戦で4RTKO勝ちして、タイトルを獲得しました。2022年4月に、タイソン・フューリーと王座統一戦を行いましたが、6RTKO負けで、王座統一に失敗しました。→タイソン・フューリーが6ラウンド、右アッパー「一発」で沈める! VSディリアン・ホワイト(WBC世界ヘビー級タイトルマッチ)
ジャーメイン・フランクリン(アメリカ)WBO世界ヘビー級13位
21戦全勝14KO、29歳 オーソドックススタイル
身長 188cm リーチ 195cm 116.5キロ
ここまで全勝で勝ち上がってきましたが、この試合が真価を問われる一戦となるでしょうね。
試合経過
ホワイトはタイソン・フューリーにTKO負けして、この試合が再起戦となります。しかし、ここで負けるともう後がありません。生き残りを賭けた対戦ですね。一方のフランクリンは、真価を問われる一戦となります。ここで、勝てば世界戦線に浮上できますが、負ければここまでの選手だったということになりかねません。
序盤はホワイトが前に出る
序盤は長身のホワイトが左ジャブを突いて前に出ます。フランクリンは下がりながら、打ち終わりに左フック、ストレートを返します。お互いのパンチはほぼガードの上が多く、ホワイトはボディワークでフランクリンのパンチを外します。
中盤からフランクリンの手数が増える
中盤辺りから、フランクリンの手数が増えますが、効果的なパンチはあまりありません。ホワイトもボディショット以外はそれほどクリーンヒットがありません。5ラウンドはお互い力を込めたパンチの応酬で、ヘビー級らしい迫力がありました。
後半からフランクリンが反撃
後半から、フランクリンが前に出るシーンが多くなっていきました。手数も増えてきましたが、相変わらずクリーンヒットは少ないですね。
8ラウンド、9ラウンドはフランクリンの手数が勝り、ホワイトはややお疲れか?
終盤はフランクリンが失速気味
しかし、終盤はフランクリンがやや失速し、ホワイトが盛り返しました。
判定は2-0(115-115,116-112,116-112)の僅差の判定で、ホワイトが何とか生き残りました。「わしボク」は引き分けに見えました。どっちもどっちの、ハッキリ言えば凡戦でしたね。こんな試合じゃ、ホワイトもフランクリンも世界戦線に浮上するのは無理でしょう。とはいえ勝つと負けるとでは大違いでしょうね。