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IBF世界S・ウェルター級タイトルマッチ(2024年10月20日)
バカラン・ムルタザリエフ(ロシア)VSティム・チュー(オーストラリア)
両選手のプロフィール
バカラン・ムルタザリエフ(ロシア)IBF・Sウェルター級王者
22戦全勝16KO、31歳 オーソドックス
身長 183センチ リーチ 183センチ
2024年4月、ジャック・クルカイと王座決定戦を行い、11RKOで王座を獲得しました。これが初防衛戦となります。
ティム・チュー(オーストラリア)IBF世界S・ウェルター級4位
25戦24勝17KO1敗、29歳 オーソドックス
身長 174センチ リーチ 183センチ
父親は元世界S・ライト級王者のコンスタンチン・チューです。
2020年8月にジェフ・ホーンに8RTKO勝ち、2021年には、デニス・ホーガンと対戦し5RTKO勝ちと、まさに破竹の勢いでKOを量産していましたが、その後の2戦(2021年11月の井上岳志戦、2022年3月のテレル・ガウシャ戦)は判定まで粘られていました。しかし、2023年3月にトニー・ハリソンとWBO暫定世界S・ウェルター級王座決定戦を行い、9ラウンドTKO勝ちで、親子2代の世界王座を獲得しました。しかし、3度目の防衛戦でセバスチャン・フンドラと対戦し、目をカットして流血試合の末、判定で防衛失敗。この試合は途中でストップするべきでしたね。
試合展開
初回はチューがゆったり前に出て、ワンツーを放ち、余裕が見られましたが、2ラウンドにムルタザリエフの左フックで、チューがダウンしました。流れがここですっかり変わりましたね。
ムルタザリエフはさらにワンツーで2度目のダウンを奪います。チューも必死で応戦しますが、さらに3度目のダウンを喫しました。
3ラウンドの始まる前にドクターチェックがありましたが、とりあえず3ラウンドが開始されました。ムルタザリエフが前に出て攻めます。そして、左ストレートで4度目のダウンを奪い、立って来たチューにさらに攻撃を加えると、チューのコーナーからタオルが投入され、試合は終わりました。
4度のダウンを奪ったムルタザリエフが圧勝で、初防衛に成功しました。チューはやはり打たれもろい面が露呈しましたね。