タワーリングインフェルノ、セバスチャン・フンドラが大差判定で防衛に成功 VSカルロス・オカンポ(WBC暫定世界S・ウェルター級タイトルマッチ)

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目次

(出典:WOWOW)

セバスチャン・フンドラ(アメリカ)VSカルロス・オカンポ(メキシコ)

WBC暫定世界S・ウェルター級タイトルマッチ(2022年10月8日)

両選手のプロフィール

セバスチャン・フンドラ(アメリカ)WBC世界S・ウェルター級暫定王者

20戦19勝13KO1分け、24歳 サウスポースタイル

身長 197cm  リーチ 203cm

「タワーリングインフェルノ」というニックネームの通り、このクラスとしては桁違いの長身とリーチの長さが特徴です。しかも接近戦も得意で、好戦的なファイタータイプと言っても間違いではないでしょう。しかし、2022年4月にエリクソン・ルビンとWBC暫定王座決定戦を行い、ダウンの応酬の末、9R終了TKO勝ちで王座を獲得しましたが、この試合でガードの甘さを露呈しましたね。

カルロス・オカンポ(メキシコ)WBC13位

35戦33勝22KO1敗、26歳 オーソドックススタイル

身長 179cm  リーチ 185cm

2018年6月、IBFウェルター級王者のエロール・スペンスに挑戦し、1RKO負けを喫し、タイトル獲得に失敗しました。これが唯一の黒星となりました。その後12連勝で世界挑戦のチャンスをつかみました。

試合経過

フンドラが距離を取って戦う

フンドラが右ジャブを突いて、左ストレートを打ち込みます。今日のフンドラはそれほど前に出ませんね。距離を取ってボクシングをしています。その分、オカンポはかなりやり難そうです。間合いを詰めようとするとフンドラの左が飛んできます。しかし、オカンポも左フックで応戦します。

4ラウンドからフンドラが前に出る

4ラウンドからフンドラが前に出始めました。これでオカンポも戦いやすくなりましたね。やはりフンドラはガードが甘いですね。結構被弾しています。接近して打ち合い、お互い結構いいパンチをもらっていますね。押し合いながらパンチをねじ込み、ほぼ互角の打ち合いが続きます。

試合後半、少しずつフンドラがペースアップ

試合後半からフンドラの手数が少しずつ増え、少し距離が開くとフンドラのワンツーがきれいにヒットし出します。一方のオカンポは、やや疲れが見えてきた気がします。パンチの打ち方が雑になり、動きにキレがなくなってきました。ようやくフンドラらしい攻撃が見られるようになってきましたね。それでも相変わらず、たまにオカンポのパンチをまともにもらいます。

終盤は距離を取るフンドラ

11ラウンドからまたフンドラが距離を取って戦います。こうなるとオカンポはどうしようもありません。フンドラが逃げ切りました。

判定は3-0(117-111,118-110,119-109)の大差でタイトル防衛に成功しましたが、つまらない試合でしたね。中盤は点差以上にフンドラが苦戦したような気がします。フンドラは戦績ほどパンチ力はないですね。ついでに言うと、魅力もないと思います。

 

 

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