ジャーボンテイ・デービスがサンタ・クルスに6RKO勝ち!(WBAライト級・Sフェザー級タイトルマッチ)

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2階級のタイトルを賭けた世界戦(10月31日)

 

(出典:WOWOW)

(出典:WOWOW)

(出典:WOWOW)

実に不思議なタイトルマッチですね。デービスはライト級王者で、サンタクルスはS・フェザー級王者。お互いのタイトルを賭けて対戦します。問題はウェイトですが、これはS・フェザー級のリミットで行われます。そして、デービスは何とか前日計量をクリアしたようです。

こうなると、弱い者いじめしかしていないサンタクルスに勝ち目はないですね。「わしボク」の記憶では、危険な相手との対戦はほとんど皆無です。よくデービスみたいな危険な相手と、対戦しようと思いましたね。そろそろ引退を考えているのかもしれません。

両選手のプロフィール

ジャーボンテイ・デービス(アメリカ)WBA世界ライト級王者

23戦全勝22KO、25歳のサウスポー。166cm(リーチ171cm)

KO率96%のハードパンチャー。ニックネームは「タンク」。前日計量をオーバーする癖が難点です。

レオ・サンタ・クルス(メキシコ)WBAスーパー世界S・ライト級王者

39戦37勝19KO1敗1分け、32歳。171cm(リーチ175cm)

4階級制覇した中では、世界で最も弱いチャンピオンですね。ぼこぼこに打たれて倒されるの見るのが「わしボク」の楽しみ、という世渡り上手のつまらない選手です。

問題の前日計量

前日計量では、デービスがすっぽんぽんになって、58.85キロ、サンタクルスが58.74キロと両選手ともリミットの58.97キロをクリアしました。「わしボク」がこの試合で一番気になっていたのはこの前日計量でしたが、デービスがS・フェザー級のリミットをクリアしたので、ほっとしました。後はサンタクルスにテンカウントを聞かせるだけです。

アンダーカードにすごい選手が登場

その前に、アンダーカードですごい選手が登場しましたので、それをまずは簡単にご紹介させてください。

IBFライト級6位のイサック・クルス(メキシコ)

21戦19勝14KO1敗1分け、22歳。164cm。

ミニタイソンというあだ名の通り、ゴングと同時に左右のパンチを思い切り振り回して、わずか20秒足らずでディエゴ・マグダレノ(IBF9位)からダウンを奪い、立ってきたマグダレノに猛然と襲い掛かり、最後は右アッパーでマグダレノを失神させました。ちょうど1分ぐらいでしたね。

すごいインパクトがありました。一応IBFタイトルの挑戦者決定戦でしたので、テオフィモ・ロペスとの対戦が楽しみですね。

サンタ・クルスがついに倒される

1R)

じわじわとデービスが前に出ます。そして得意の左アッパー。サンタクルスは長い左ジャブを突いて、距離をとります。かなりスタンスを広めにとって、上体を低く構えていますね。もう、デービスの左のタイミングが合っている感じがします。デービスが重いパンチを放つと、サンタクルスも負けじと手数で応戦します。サンタクルスの右はデービスが完全にガードしています。しかし、終盤はサンタクルスも手数で負けていませんでしたね。

2R)

今度はサンタクルスが前に出ます。相変わらず手数は多いですね。デービスが下がっています。このラウンド、デービスは様子を見ています。サンタクルスは手数でデービスをロープに詰めます。デービスはサンタクルスの打ち終わりを狙っています。

3R)

サンタクルスが前に出ます。これはサンタクルスの距離ですね。デービスは中へ入るタイミングを計っています。デービスの左アッパーが軽くヒット。デービスはボディワークで、サンタクルスのパンチをほとんど外しています。サンタクルスは左ジャブを小刻みに放ち、うまく距離をキープしています。終盤はデービスが前に出てプレッシャーをかけます。しかし、サンタクルスは左ジャブで、自分の距離をキープしています。

4R)

サンタクルは相変わらず手数が多いですね。しかし、デービスが少しずつ距離を詰めます。デービスが左アッパーから右フックを放つと、サンタクルスも左右のストレートで応戦します。デービスが強引に前に出て、パンチを放ちます。デービスのボディブローも効果的にヒットしています。サンタクルスの方がかなり消耗している感じがします。

5R)

この回はサンタクルスが、ワンツーを放って前に出ます。デービスは下がりながら、左のカウンターを狙っているのか。しかし、サンタクルスのガードが堅く、なかなかデービスも容易にパンチを放てません。サンタクルスの連打も、デービスのボディーワークでかわされ、ほとんどヒットしません。終盤、デービスは右ジャブを突いて、距離を計ります。ここまではほぼ互角の展開です。サンタクルスは予想以上に健闘していますね。

6R)

サンタクルスが前に出て、右ボディを放ちます。デービスはガードを高く構えてじわじわと前に出ます。そして、やや強引に左右のパンチを放ちます。かなり強烈な左右のボディブローを叩き込みます。サンタクルスも応戦しますが、ややパンチに力がない。デービスが被弾覚悟で強引に前に出てパンチを放ちます。デービスの左右フックがヒットしますが、サンタクルスも必死で応戦します。

そして、残り20秒。デービスの会心の左アッパーがサンタクルスの顎をとらえ、ダウン。レフリーはすぐに試合を止めました。文句なしの一発ですね。サンタクルスは完全に失神しています。

大健闘したサンタクルスでしたが、最後はパンチ力の差が出ましたね。デービスはこれから、どの階級で戦うのでしょうか。サンタクルスはこれで引退かな~

 

 

 

 

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