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IBF世界ウェルター級タイトルマッチ(2024年7月14日)
ジャロン・エニス(アメリカ)VSダビド・アバネシャン(ロシア)
両選手のプロフィール
ジャロン・エニス(アメリカ)IBF世界ウェルター級王者
32戦31勝28KO1NC,27歳 スイッチヒッター
身長178センチ リーチ 188センチ
無効試合を挟んで、18連続KO中のハードパンチャーです。2021年にはセルゲイ・リビネッツと世界ランカー対決で6RKO勝ちしています。2022年5月には、世界ランカーのカスティオ・クレイトンに何もさせず2RKO勝ちの圧勝。2023年1月の暫定王座決定戦では、カレン・チュカジャンを最後まで捕まえきれずに大差の判定でタイトルを獲得。2023年7月、強豪のロイマン・ビジャにKO勝ちして、初防衛に成功しました。
ダビド・アバネシャン(ロシア)IBF14位
35戦30勝18KO4敗1分け、35歳 オーソドックス
身長 173センチ リーチ 174センチ
2015年11月にWBA世界ウェルター級暫定王座を獲得し、初防衛に成功して翌年に正規王者に昇格。しかし、2017年2月にラモン・ピーターソンに判定で敗れ王座から陥落しました。その後6連続KO勝利で世界戦線に戻ってきました。そして、2022年12月にテレンス・クロフォードに挑戦しましたが、6RKO負けでタイトル獲得に失敗しました。
展開予想
本来なら3位のコディ・クローリーと対戦予定でしたが、試合前の視力検査で不合格になったため、アバネシャンが代役で出場することになったようです。
アバネシャンは、クロフォードに6RKO負けしてます。エニスとしては何としても前半に倒したいところでしょうね。エニスは1年のブランクがありますが、アバネシャンは最終ラウンドまでたっていることはできないでしょう。あっさり初回KOもあり得ますね。逆に判定決着になってしますと、エニスの評価を大きく落としてしまうことになります。
試合展開
パワーで勝るエニスが序盤から積極的にパンチを放ち、ペースを握ります。しかし、アバネシャンもガードを固めて、クリーンヒットを許しません。接近戦ではショートパンチで応戦します。エニスは3ラウンドあたりから執拗にボディに的を絞りますが、アバネシャンはなかなかしぶといですね。
そして、5ラウンドについにエニスの左フックがアバネシャンの顎をとらえ、ダウンを奪います。立って来たアバネシャンに連打を浴びせますが、クリーンヒットを許しません。ボディは相当ダメージがあると思いますが、そのそぶりは見せず5ラウンドを逃げ切りました。
ですが、アバネシャンの粘りもここまでだったようです。コーナーからギブアップの要請があり、エニスが5ラウンド終了、TKO勝ちで2度目の防衛に成功しました。
この日のエニスは、やや力任せで当て勘が悪かったですね。もちろんアバネシャンのガードが固かったこともありますが、パンチの的確さに欠けていたような気がします。
「わしボク」の独り言
「わしボク」はいい歳をして大のゴジラファンです。子供ころからゴジラの映画はすべて見てきました。今日はWOWOWでゴジラー1.0が放送されますね。シンゴジラもついでに録画しようと思っています。