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(出典:WOWOW)
NABA・NABO北米S・ウェルター級タイトルマッチ(2023年12月10日)
ザンダー・ザヤス(プエルトリコ)VSホルヘ・フォルティア(スペイン)
両選手のプロフィール
ザンダー・ザヤス(プエルトリコ)WBO3位・IBF12位・WBC14位
17戦全勝11KO、21歳 オーソドックス
身長 178センチ リーチ 188チ
トップランク社が16歳の時に青田買いしたプエルトリコの天才ボクサーです。「わしボク」が今、注目しているスター候補の一人です。2022年8月にエリアス・エスパダスにTKO勝ちして、NABO北米S・ウェルター級タイトルを獲得しました。初防衛戦はしぶといアレクシス・サラサールを倒しきれずに判定勝利に終わり、2023年6月のロナルド・クルス戦も倒しきれず、ややパワー不足が将来の不安材料になってきています。9月に戦ったバエンズエラもTKO勝ちでしたが、倒しきれませんでした。それにして、2023年に入って、短いインターバルで試合をこなしてますね。
ホルヘ・フォルティア(スペイン)元WBC中南米王者・WBC34位
28戦24勝9KO3敗1分け、33歳 オーソドックス
身長 178センチ
元上位世界ランカーだということです。その他の詳細は不明ですが、明らかにピークは過ぎていますね。
試合展開
初回に左フックのボディブローでダウンを奪う
ザヤスは2023年に入ってこれが4試合目です。精力的に試合をこなしていますね。
序盤からジャブを突いてプレッシャーをかけ、ザヤスは早くもペースを掴みました。そしてラウンド終盤に、左フックのボディブローでダウンを奪いました。フォルティアは、この回ゴングに救われます。
最後もザヤスの左ボディブロー
その後もザヤスの一方的展開で、フォルティアは固いガードとボディワークで何とか追撃を免れるのに精一杯です。しかし、ザヤスの左ボディブローが徐々に効いてきて、ついに5ラウンド中盤、左ボディブローで2度目のダウン!
フォルティアは立つことが出来ずカウントアウト。
ザヤスはトリニダードを超えられるか
ザヤスは5ラウンドKO勝ちで、デビュー以来の全勝記録を18に伸ばしました。
ザヤスは何となく雰囲気がフェリックス・トリニダードに似ていますね。トリニダードは左フックの切れがもっとあったように思います。しかし、打たれ弱かったですね。まあ、後1~2年は少しずつ相手のレベルを上げながら、何とか無傷で世界戦線に浮上してほしいと思います。
「わしボク」の独り言
少し前の朝日新聞の「かたえくぼ」の欄に記載されてました。「万博の赤字はカジノで取り返す」。なるほどそういうことか。