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(出典:WOWOW)
WBC世界S・フェザー級タイトルマッチ(2024年2月16日)
オシャキー・フォスター(アメリカ)VSエイブラハム・ノバ(アメリカ)
オシャキー・フォスター(アメリカ)WBC世界S・フェザー級王者
23戦21勝12KO2敗、30歳 スイッチヒッター
身長173センチ リーチ 182センチ
現在11連勝中です。2020年11月にミゲール・ローマンにKO勝ちしてWBCシルバーS・フェザー級王座を2度防衛し、3度目の防衛にも成功しました。そして、2023年2月にWBCフェザー級王者のレイ・バルガスとWBC世界S・フェザー級王座決定戦を行い、大差の判定でタイトルを獲得し、無敗のバルガスに初黒星をプレゼントしました。2023年10月にランク1位のエドゥアルド・エルナンデスに12RTKO勝ちで初防衛に成功しました。
エイブラハム・ノバ(アメリカ)WBC世界S・フェザー級12位
23戦22勝16KO1敗、30歳 オーソドックス
身長 175cm リーチ 183cm
長身でKO率70%のハードパンチャーです。2022年1月にウイリアム・エンカーナシオンに8RKO勝ちし、この勝利で世界ランクを上昇させたのでしょう。しかし、2022年6月にロペイシー・ラミレスに5ラウンドKO負けを喫しました。2023年1月に判定で再起戦を無事勝利で飾り、2023年7月、ジョナサン・ロメロに3RKO勝ちして、世界挑戦のチャンスをつかみました。
試合展開
序盤はお互い決定打がなく、4ラウンドにノバのパンチがヒットしましたが、ペースを握るまでには至りません。
その後も一進一退でやや退屈なラウンドが続きます。中盤からややフォスターは守勢に回って、ノバが先手で攻めるようになり、手数が多くなりました。この状況だと、フォスターの見映えがよくないですね。
終盤になって、フォスターも的確なパンチを返すようになります。ノバの攻撃が単調になってきた感じです。
そして、最終ラウンド残り20秒、フォスターの左フックでノバがダウンしました。ややスリップ気味でダメージはそれほどなさそうですが、ノバにとっては痛恨のダウンでしたね。
判定は2-1(115-112、113-114、116-111)で何とかフォスターが2度目の防衛に成功しました。薄氷の勝利でしたね。
「わしボク」の独り言
この日のアンダーカードに登場したフェザー級の新星、ブルース・カーリントンは魅力的な選手ですね。まだWBC29位ですが、今、阿部麗也と戦っても勝てるような気がしました。