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(出典:WOWOW)
エルビス・ロドリゲス(ドミニカ共和国)VSビクトル・ポストル(ウクライナ)
S・ライト級10回戦(2023年7月16日)
両選手のプロフィール
エルビス・ロドリゲス(ドミニカ共和国)WBC世界S・ライト級13位
16戦14勝12KO1敗1分け、27歳 サウスポー
身長 177センチ リーチ 180センチ
ビクトル・ポストル(ウクライナ)元WBC世界S・ライト級王者
35戦31勝12KO4敗、39歳 オーソドックス
身長180センチ リーチ 187センチ
2015年10月にルーカス・マティセとWBC世界S・ライト級王座決定戦を行い、KO勝ちでタイトルを獲得しましたが、2016年7月にWBO王者のテレンス・クロフォードと王座統一戦を行い判定負けでタイトルを失いました。2022年2月にゲーリー・ラッセルにTKO負けを喫し、1年5か月ぶりの再起戦となります。
試合展開
ポストルの距離が長い
腰を落として前に出るポストルの距離の長さに、ロドリゲスは下がりながらとりあえず様子見。
2ラウンドからロドリゲスがワンツーを放って前に出ますが、なかなか距離が詰められません。それでも3ラウンドに左ストレートがヒットし、ポストルが大きく体勢を崩しました。
ようやくロドリゲスが距離を詰める
5ラウンドにようやくロドリゲスが距離を詰めて、前に出ます。そしてワンツーをヒット。さらに、左のボディ(やや低いか)から右アッパーが、カンター気味にポストルのストマックにヒットしました。これは効いた!
ロドリゲスが本領発揮
6ラウンド、やや動きの悪くなったポストルに、ロドリゲスが襲い掛かります。ロドリゲスが追いかけ、ポストルは逃げ回りますが、ロドリゲスの左フックでポストルがダウンしました。
7ラウンドは付け足しですね。ロドリゲスの右フックでポストルがマットに手を突きましたが、そのまま続行。しかし、さらにロープに詰めてロドリゲスが畳みかけると、レフリーが割って入りました。
元世界チャンピオンにTKO勝ちしたロドリゲスにとっては、かなり自信につながったのではないでしょうか。
S・ライト級と言えば、タイトルを獲得したWBO王者のティオフィモ・ロペスがいきなり引退して、ボクシングファンを驚かせました。ロドリゲスにも意外と早くチャンスが巡ってくるかもしれませんね。
「わしボク」の独り言
欧米人は傘を差さないんですね。ドイツ人いわく「砂糖じゃないから溶けない」。ようわからん。