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2021年WBO世界ミニマム級タイトルマッチ(2021年12月14日)
ウィルフレド・メンデス(プエルトリコ)VS谷口将隆(ワタナベ)
この試合は、井上尚弥のアンダーカードとして、行われます。7試合のうちの6番目ですね。何時ごろになるのか予想もつきません。
両選手のプロフィール
ウィルフレド・メンデス(プエルトリコ)WBO世界ミニマム級王者
17戦16勝6KO1敗、25歳。左サウスポースタイル
身長 165cm リーチ 165cm
2019年8月に、ビック・サルダールに挑戦し、判定でWBO世界ミニマム級タイトルを獲得しています。今回が3度目の防衛戦となります。
谷口将隆(ワタナベ)WBO1位
17戦14勝9KO3敗、27歳。左サウスポースタイル
身長 162cm リーチ 164cm
2019年2月に、ビック・サルダールに挑戦して、判定負け。タイトル獲得に失敗しています。その後メンデスがそのタイトルを獲得していることになります。因縁の対決とも言えますね。
展開予想
谷口が前に出て、それをメンデスがフットワークでさばくといった展開になると思います。とにかく谷口は自分の距離に入って、手数で上回ることが肝心です。しかし、メンデスを捕まえるのはなかなかむつかしそうですね。谷口は接近戦で打ち合わなければ、勝機はないでしょう。判定なら明確な差で、メンデス。谷口は倒さないと勝てないでしょう。
試合展開)
午後7時、試合が始まりました。
1R)
やはり谷口が前に出て、メンデスは右のカウンター狙いか。谷口のワンツーもボディワークでかわし、右ジャブを突きながら距離を取ります。
2R)
谷口が積極的に打って出ます。接近戦でのもみ合の後、谷口の左フックでメンデスがダウン!すぐに立って来たメンデスは残り30秒を逃げ切ります。
3R)
谷口が前に出てプレッシャーをかけます。メンデスは下がりながら、右ジャブで距離を取ります。谷口が左右のパンチで追いかけます。メンデスはそれほどカウンターが上手くないような気がします。
4R)
両者、手数が多くなってきました。谷口の攻勢が続き、メンデスは少し弱気な感じがします。そして、谷口がメンデスをロープに詰めて、細かいパンチの連打。
5R)
谷口が前に出て、メンデスが下がる展開が続きます。メンデスのパンチも、谷口ほど正確にヒットしてないように見えます。パワーでは谷口に軍配。しかし、ラウンド後半、メンデスが前に出てきます。
6R)
メンデスが前に出ますが、谷口も応戦します。もみ合になり、お互いボディブローの打ち合い、と、ここで「ひかりTV」がフリーズ。
7R)
このあたりからフリーズが多くなります。谷口のボディブローが効果的ですね。谷口のパンチが結構ヒットしています。
8R)
谷口がまた前に出ます。メンデスも負けじと応戦してきます。もみ合いが多くなってきました。しかし、谷口が細かいボディ攻撃を放ちます。そして、またメンデスが前に出てきました。谷口も右フックで応戦します。
9R)
接近戦でのもみ合いが続きます。メンデスの手数が増えてきました。しかし、谷口の左ボディブローが効いた!メンデスも必死にボディブローを返します。
10R)
またフリーズ。ここまでの印象では、谷口が勝っているかも知れません。谷口がまた前に出ます。メンデスは下がりながら右ジャブで距離を取ります。ラウンド後半、メンデスが前に出てきましたが、谷口も下がらず応戦します。終盤は、クロスレンジでスリリングな打ち合い、そしてゴング。
11R)
リング中央で打ち合います。谷口の左がヒットし、連打で攻め立てると、レフリーが試合をストップしました。
谷口が11RTKOで、タイトルを獲得しました。試合全般、谷口が押していましたし、優位に展開してましたので、判定で勝てるかな?思っていましたが、TKOとは驚きです。ボクシングに三段論法は通用しませんね。