イギリス人のパーフェクトレコードホルダーが、全勝のインド人ボクサーを粉砕 サム・ノークスVSカーシィク・サーティス・クマー(英連邦ライト級タイトルマッチ)

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目次

(出典:WOWOW)

サム・ノークス(イギリス)VSカーシィク・サーティス・クマー(インド)

英連邦ライト級タイトルマッチ(2023年5月)

両選手のプロフィール

サム・ノークス(イギリス)英連邦ライト級王者・WBC30位

10戦全勝10KO、25歳 オーソドックス

身長 173センチ

2019年9月にプロデビューし、10戦全勝10KOの快進撃を続けています。

カーシィク・サーティス・クマー(インド)元WBCアジアシルバーライト級王者

10戦全勝4KO、26歳 オーソドックス

身長 171.5センチ

2019年4月にプロデビューし、ここまで10戦全勝です。ちなみに、「わしボク」はボクシングを50年以上観てきましたが、インド人ボクサーにお目にかかるのは初めてかもしれません。

試合展開

1ラウンド 首が折れそうな右ストレートでダウンを奪う

ノークスの上半身は、筋肉が発達していかにもパワーがありそうです。

ゴングと同時にノークスが強引に打って出ます。インド人は上体を柔らかく使って、パンチを外しています。さすが10戦全勝、ボクシングスキルは高そうです。左ジャブもスピードがあります。しかし、ノークスは構わず左ジャブから右をボディにヒットさせます。いかにも重くて硬そうなパンチです。

クマーは下がりながら様子を見ていますが、ノークスは武骨にパンチを放ってきます。的中率は低いのですが、当たれば一発で倒れそうなパンチです。

開始2分。ノークスがクマーをコーナーに詰めて、ガンガンパンチを打ち込んできます。とにかく強引な攻撃です。そして、ラウンド終盤にノークスの右ストレートでクマーの首が後ろにひん曲がるようになり、ダウンを喫しました。ものすごいパンチですね。首が折れるかと思いました。

クマーはすぐに立ってきて、ここはゴングに救われます。

2ラウンド 左のショートフックでとどめ

クマーがノークスのパンチに合わせて、カウンターは放ちますが、ノークスはお構いなしにパンチを打ち込みます。ノークスは左ジャブを突きながら、右ボディと、上下にパンチを打ち分けます。そして、ロープに詰めて、左右のボディから右ストレートのカウンターをヒットさせます。クマーも左のカウンターを狙っていますが、パワーが違います。

そして1分過ぎ、クマーをコーナーに追い込み、ノークスの左ショートフックでクマーが両手をついてダウンすると、レフリーがすぐに試合をストップしました。

2ラウンドTKO勝ちで、ノークスが初防衛に成功しました。

まだまだ粗削りで体は固そうですから、右ストレートに合わせて左のカウンターをもらうと危ないかもしれません。しかし、これで11連勝11KOのパーフェクトレコードをキープしました。

 

 

 

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