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(出典:WOWOW)
英連邦・WBCシルバーミドル級タイトルマッチ(2024年2月10日)
ハムザ・シェラーズ(イギリス)VSリアム・ウイリアムス(イギリス)
両選手のプロフィール
ハムザ・シェラーズ(イギリス)WBC4位・WBO5位
18戦全勝14KO、24歳 オーソドックス
身長 191センチ
「わしボク」がシェラーズを初めて見たのは、S・ウェルター級時代で、まだ10戦目の時でした。2020年7月ですから4年程前ですね。将来が楽しみな選手が現れたと思いましたが、こんなパワフルな印象はありませんでした。2022年にはミドル級に転向し、WBCインターナショナル王座、WBCシルバー王座、さらに英連邦王座を獲得していきました。今回はWBCシルバー王座が3度目、英連邦王座は初防衛戦となります。
リアム・ウィリアムス(イギリス)WBO6位・WBC8位
30戦25勝20KO4敗1分け、31歳 オーソドックス
身長 178センチ リーチ 178センチ
2017年4月にリアム・スミスとWBO暫定S・ミドル級王座決定戦で、スミスが体重オーバーしたものの、9RTKO負けで王座獲得に失敗。11月の再戦(WBO挑戦者決定戦)でも判定で敗れ挑戦権を獲得できませんでした。2021年4月にWBOミドル級王者のデメトリアス・アンドラーデに挑戦しましたが、判定負けでタイトル獲得に失敗しました。2022年2月にはクリス・ユーバンクにも判定で敗れています。
試合展開
シェラーズとしては、ウィリアムスはこれまで対戦した選手の中では最強と言えるでしょうね。世界戦を2度経験してるキャリアは侮れません。さて、この4年間でどのぐらい成長しているか楽しみです。
シェラーズの長くて速い左ジャブが、ウィリアムスをとらえました。解説の西岡さんは「今の左ジャブ、効きましたね」。そして、開始から1分もたたないところで、シェラーズの左ジャブがカウンター気味にヒットし、早くもウイリアムスがダウンしました。立って来たウィリアムスに対しシェラーズは冷静にパンチを放ちます。さらに、開始から約2分、今度は右アッパーで2度目のダウンを奪いました。
ここでもシェラーズは落ち着いて、ジャブから攻めます。そして左のフックがヒットすると、セコンドがタオルを振りかざし、ギブアップのサインを出しました。何と1ラウンドTKO勝ちです。
ミドル級の強豪たち
ジャニベク・アリムハヌリに新たに強敵が現れましたよ。この巨人はセバスチャン・フンドラよりはるかにパンチ力がありますね。リーチも2メートルぐらいありそうです。4年前よりはるかにパワフルになりましたよ。次はクリス・ユーバンクJRとの対戦を希望しているようです。ユーバンク相手なら倒して勝つでしょうね。新しい世界ランキングでは、WBC2位、WBO1位となっています。
「わしボク」勝手にランキング(ミドル級)
1位 ジャニベク・アリムハヌリ(カザフスタン)
2位 カルロス・アダメス(ドミニカ共和国)
3位 ジャモール・チャーロ(アメリカ)
4位 ハムザ・シェラーズ(イギリス)
5位 エディスランディ・ララ(キューバ)