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(出典:日テレG+)
全日本新人王決定戦(2022年2月6日)
今年の東西対決は、圧倒的に東軍に優秀な選手が揃っていますね。西軍が勝てるとしたら、ミニマム級とS・フライ級ぐらいでしょうか。ミドル級はスリリングな試合が期待できますね。ハードパンチャー揃いの東軍ですから、KO決着もかなり期待できそうです。
ミニマム級5回戦
〇墨田大祐(パンチアウト)判定(2-1)初田翔(寝屋川石田)✖
6戦5勝3KO1敗、23歳 7戦6勝2KO1敗、26歳
負けた初田もなかなかパンチ力があって、楽しみな選手ですね。
ライトフライ級4回戦
〇坂間叶夢(ワールドスポーツ)判定(3-0)神垣拓磨(井岡)✖
4戦4勝4KO、18歳 3戦2勝1分け、21歳
坂間は、いい体格をしていますね。神垣より一回り大きく見えます。手足が長くしかもまだ18歳。世界も夢ではないでしょう。この日は、動きが速く的の小さい神垣を最後までとらえることが出来なかったようですが、文句なしの勝利でした。
フライ級4回戦
✖川村栞汰(KG大和) 不戦勝 森野大地(フュチュール)〇
5戦4勝3KO1分け、22歳 4戦3勝2KO1敗、28歳
S・フライ級5回戦
〇篠田将人(野口) 不戦勝 山下陸(六島)✖
4戦4勝3KO、25歳 7戦6勝3KO1分け、21歳
バンタム級5回戦
〇梅津奨利(三谷大和スポーツ)判定(3-0) 平井乃智(寝屋川石田)✖
6戦6勝6KO、23歳 6戦5勝1KO1敗、20歳
初回からガンガン攻め立てた梅酢でしたが、いいパンチをもらってしまいましたね。その後も積極的に攻め立てましたが、しぶとい平井を倒すことが出来ませんでした。
S・バンタム級5回戦
✖高橋烈(KG大和) 判定(0-3) 平野岬(三松スポーツ)〇
4戦4勝2KO、25歳 6戦5勝2KO1敗、25歳
初回に平野の右ストレートがヒットし、その後も平野が左ジャブで高橋をコントロールして、うまく自分の距離で戦っていました。
フェザー級4回戦
〇渡邊海(ライオンズ) 引き分け 岩下千紘(駿河男児)✖
6戦6勝2KO、19歳 3戦3勝2KO、25歳
渡邊はサウスポーの岩下にてこずりましたね。それでも新人王を獲得としたことは大きいです。日本ランクを手に入れることが出来るわけですから。
S・フェザー級4回戦
〇李鎮宇(角海老宝石) 2RTKO 山名生竜(HKスポーツ)✖
7戦7勝3KO、25歳 2戦2勝1KO、20歳
序盤、サウスポーの山名にてこずっていましたが、2R中盤、右ストレートでダウンを奪い、そして、左フックで2度目のダウンを奪うと、レフリーがすぐに試合をストップしました。強烈な左フックでしたね。
ライト級4回戦
〇柳堀隆吾(花形)判定(3-0) 伊集院嵐(SFマキ)✖
9戦7勝1KO2敗、27歳 5戦3勝1KO1敗1分け、23歳
リーチの長い柳堀が左ジャブでをついて、積極的に前に出て試合をコントロール。2Rには右ストレートでダウンを奪い、優位に試合を進めました。
S・ライト級4回戦
〇関根幸太朗(ワタナベ)2RTKO 山下玄輝(結花)✖
2戦2勝2KO、24歳 6戦4勝2KO2分け、23歳
関根が、初回から重そうなパンチを振り回し、山下を圧倒します。そして、2R終盤、左フック一発で試合を決めました。
ウェルター級4回戦
✖横内龍也(一力) 不戦勝 平安山太樹(ボクシングクラブナカザト)〇
2戦2勝1KO、23歳 6戦5勝4KO1敗、34歳
ミドル級4回戦
✖草村龍弥(角海老宝石)不戦勝 宮本康平(真正)〇
3戦3勝3KO、22歳 7戦5勝5KO1敗1分け、25歳
何と12階級のうち、4階級が新型コロナの陽性反応のため、試合を行うことが出来ませんでした。期待されたKO決着は結局2試合のみ。東軍MVPの渡邊海は引き分けに終わり、何とか勝者扱いで全日本新人王を獲得しています。
3賞の受賞者
技能者 ライトフライ級 坂間叶夢(ワールドスポーツ)
関東者 S・フェザー級 李鎮宇(角海老宝石)
MVP S・ライト級 関根幸太朗(ワタナベ)
この3選手は、いずれも将来が楽しみな選手ですね。「わしボク」個人的には李鎮宇が一番魅力的に見えました。関根幸太朗は、恐らく日本タイトルを獲得すると思いますが、このクラスは世界のレベルが高いので、その上を狙うのはかなり難しいでしょうね。逆にライトフライ級の坂間叶夢は世界を狙える逸材でしょうね。