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井上尚弥VSリカルド・ロドリゲス(アメリカ)
WBO世界Sフライ級タイトルマッチ(2017年5月21日)
ご存知の通り、前日の5月20日に3試合の世界戦が行われます。
二日間で5試合。まるで年末並みのラッシュですね。しかもいずれも有明コロシアムです。
ボクシングファンの希望としては、「毎週1試合ずつで、1か月かけてじっくりやってくれなないかな~。」ホント、お願いしますよ。
リカルド・ロドリゲスは19戦16勝(5KO)3敗。WBO2位にランクしています。
2016年5月に、井上に挑戦して、最後まで立っていたリカルド・カルモナ(メキシコ)に、2015年10月判定負けしています。
世界2位ですが、戦績もパッとしませんし、5KOはこのクラスとしてもかなり少ないですね。
相当やりにくい変則ボクサーかもしれませんので、油断は禁物ですが、5ラウンドまでには倒してほしいですね。とにかく、対戦相手については何もわかりません。
はっきり言って、ビッグマッチの調整試合でしょう。ケガをしないことだけが唯一の課題です。
これが5度目の防衛戦ですが、この階級で戦うのはこれを含めてあと2試合になるということらしいですね。
八重樫東VSミラン・メリンド(フィリピン)
IBF世ライトフライ級タイトルマッチ
八重樫はこれが3度目の防衛戦となります。前回の防衛戦を除けば、最近厳しい試合が多いですね。
30戦25勝13KO5敗、34歳。
メリンドは37戦35勝(12KO)2敗、29歳。
2敗は、ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)とハビエル・メンドサ(メキシコ)に判定負けしたものです。
エストラーダは最近までWBA世界フライ級スーパーチャンピオンでしたね。
メンドサは前IBF世界フライ級チャンピオンで、八重樫がタイトルを獲得した相手です。
メリンドの2敗はいずれも世界戦での敗戦です。
この世戦は、昨年12月に行われる予定でしたが、メリンドの負傷により、キャンセルになっています。
まあ、この対戦相手から推定すると、なんとか判定で勝てそうな感じですが、ボクシングはこの三段論法がほとんど通用しません。
メリンドのそう怖いパンチはなさそうですし、フライ級でも戦っているので、減量もそう簡単ではないような気がします。
まあ、同じことが八重樫にも言えますね。
当日の調整に成功した方が勝つ、というのが一番確かな予想でしょう。でも、若いメリンドに分があるかな?
まあ、いずれにしても判定決着になると思います。八重樫の顔はかなり腫れるでしょう。